春のお彼岸にふさわしい暖かい日になりました。
“暑さ寒さも彼岸まで”の例えのとおり、そろそろ寒さも終りとなる頃ですが
春の気温は三寒四温、そう簡単ではないようですが、、、、
運よく春の香りの蕗のとうがたくさん手に入りました。
天ぷらもいいですが、今回は蕗味噌を作ってみることにしました。
ざっと水で洗った後は、たっぷりの沸いたお湯の中に一つまみの塩を入れて
さっと20~30秒ほど湯がきます。
冷ました後はみじんに細かく刻みます。
湯がく前は鮮やかな萌黄色の蕗のとうが、みるみる黒ずんできました。
湯がいて灰汁をとったはずですが、これだけ灰汁が強いのでしょうね。
ここで蕗味噌に使う味噌を準備します。
赤みそに残っていた日本酒と砂糖を混ぜておきました。
味噌も砂糖もお好みで、白味噌でもいいですし、入れる砂糖の量もお好みですが
私はせっかくの蕗の苦味が好みなので砂糖は控えめにしました。
みりんを使う方法もあるようですが、今回はみりんの代わりに料理酒として使っていた
日本酒を少々。
この間にも、刻んでおいた蕗のとうは、もうこんな色に、、、、
この後まな板にも黒い灰汁が付いてしまい、急いで水洗いしました。
次にフライパンに油を入れて刻んだ蕗のとうを炒めていきます。
ふわっと蕗の香りが立ち込めてきました。
この後は、先ほど用意した味噌を入れてゆっくりと炒め、味噌と蕗がよく混ざる様に
練っていきます。
これで春の味のほろ苦い蕗味噌の完成!!
出来あがった蕗味噌はいろいろに使えます。
焼魚やお豆腐の上にのせたり、納豆に混ぜて使ったり、おにぎりの具にしたり、
焼なすの上に塗ったり、、、
今回は、この蕗味噌を使いパスタを作ってみました。
熱々に茹であがったパスタに蕗味噌をたっぷり載せて、、、
うーん、なかなかのお味です。
大人のパスタっていう感じでしょうか。
季節限定のパスタかも知れません。
一足先に春を先取りしたような一品になりました。
少し春らしい陽気になってきましたね。
ツクシや蕗のとうが出回るとなんだか気分だけでも
春の明るさを感じます。
蕗味噌のパスタとっても美味しかったですよ。
ほろ苦い味が癖になりそうです。(笑)
春の料理を感じさせます。
パソコンで、匂いと味が、送れたらいいのになあ・・・・・?
パスタに載せるとは素敵なアイディアですね。