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                    ~~~  ロシアの旅⑨ エカテリーナ宮殿  ~~~

2017-07-15 | ロシアの旅



今回のロシアの旅の最後の観光となるエカテリーナ宮殿にやってきました。

金で装飾された豪華な門扉がお出迎えです。





一足中に入ると、ここにもロシアバロック建築の全長310メートルもある華麗な宮殿が建っています。

ピョートル大帝の娘の女帝エリザヴェータの命により建てられ、母のエカテリーナ1世にちなみ
エカテリーナ宮殿とし、後にこれをエカテリーナ2世が引き継ぎロシアの女帝たちの権威を誇示する
宮殿となりました。





階段を上り入口へ、、、





見上げると装飾された彫像が迫ってくるようです。





玄関ホールに入り階段を上って二階へ、、、

窓を飾るピンクのカーテンが、いかにも女帝の館という感じです。

階段の両側には伊万里焼の皿や壺がはめ込まれていました。

これもジャポニズムの影響でしょうか???





金で装飾されたいくつかの部屋を通り~~~





黄金に輝く大広間にやってきました。

その広さと息をのむ程の絢爛豪華な大広間には、ただただ圧倒されました。

あの大黒屋光太夫が女帝エカテリーナ2世と謁見し、日本への帰還を許されたのも、正にこの部屋です。
この部屋に通された大黒屋光太夫、この豪華さにさぞかし驚いたことでしょうね。

大黒屋光太夫に関しては、こちらから。





江戸時代、嵐に会いロシアのアリューシャン列島の孤島に漂着した一行でしたが、最後に残った
光太夫はカムチャッカ半島からシベリアを横断し数年かけてサンクトペレルブルクにやってきて
この宮殿で女帝エカテリーナ2世に謁見し帰国の許しを得、漂流から10年後やっと日本へ戻れたのでした。





そんな思いでこの大広間を見ると、その時の光太夫の思いがこみ上げてきます。

大黒屋光太夫のことは、井上靖の小説「おろしや国酔夢譚」や映画にもなりその数奇な生涯が
描かれています。映画は私もかなり以前に見たことがありました。





大黒屋光太夫がこの部屋で謁見したのが、この女帝エカテリーナ2世でした。





宮殿の大広間から広大な庭園が眺められます。





その後は、豪華な食器が並べられた食堂や絵画の間などを見学。(スライドです)

その各部屋で目立っていたのは、どの部屋にもなぜかオランダのデルフト焼の大きな暖炉が
設えられていることでした。





そして、ここエカテリーナ宮殿で外せないのが琥珀の間です。

この琥珀の間は撮影禁止でしたので、写真はネットからお借りしました。

この部屋の琥珀もナチスドイツに持ち去られ今でも行方が分からないといいます。

現在あるのは、サンクトペテルブルク建都300年にあたる2003年に復元されたものだそうです。





宮殿内の通路には、当時破壊された宮殿を描いた絵や、、、





破壊された内部の様子を記録した写真などが展示されていました。





宮殿内の見学を終え、やっと外に出てきました。

宮殿の外に置かれた長ーい椅子には、見学で疲れた各国の観光客が一休みしていました。





これから宮殿内に入るために並んでいる観光客の人々の姿も、、、





宮殿内の見学を終えた私達一行は、園内の散策に・・・





綺麗に手入れされた広い園内を歩きます。





宮殿の奥にあったのは、、、女帝エカテリーナ2世の隠れ家???

女帝エカテリーナ2世には、たくさんの愛人がいたことで有名です。





宮殿の周囲に広がる美しい庭園。

大きな池が広がっていました。





豪華絢爛なこのエカテリーナ宮殿を最後に、今回のロシアの旅も無事終わりとなりましたが
旅はまた多くの歴史を知ることにもなりました。

今まで知らなかったロシアですが、今回の旅から多くのことを学ぶことができたことは幸いでした。


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