ローマ遺跡ヴォルビリスを発ったバスは、古都メクネスにやってきました。
ここメクネスは、メディナや古都としての文化財が認められ、1996年にユネスコの世界文化遺産に
登録されています。
今回モロッコの旅での5つ目の世界遺産の場所です。
道々に見えるアラビア文字の看板もモロッコに来てからずいぶん目にしました。
バスを降りて先ずはアフリカでもっとも美しい門と言われる“マンスール門”へ。
城壁に囲まれた立派な門をこれまでもたくさん見てきました。
精密で精巧なモザイクタイルは、時間によってその表情を変えると言われているとか。
メクネスでも早速旧市街メディナの散策がありました。
相変わらず道幅が狭い路地裏が多く、以前見たマラケシュやフェズと良く似た感じです。
通りに面した場所で仕事している衣料品店の数人の男性。
路地裏で物乞いするのジュラバを着た人。
イスラム圏ではイスラムの教えとして、五行というのがあるのだそうです。
1、信仰 “アッラーの他に神は無い。ムハンマドは神の使徒である”
2、一日五回の礼拝
3、喜捨 収入の一部を困窮者に施すこと。
4、断食 ラマダーン月の日中、飲食やその他の行動を慎むこと。
5、巡礼 メッカに巡礼すること。
きっとこの男性は、喜捨の気持ちを持った人々に施されるのでしょう。
行きずりの私たち一行は、喜捨の心もなく素通りでした。(笑)
メディナの散策後は、これまた広いエディム広場に戻ってきました。
ここで15分間のフリータイムがあり、皆一目散に近くの店にお土産を買いに~~~
片側にずらっとお土産店が並んでいます。
色とりどりのタジンやランプやこまごまとしたお土産品の数々。
愛想のいいお兄さんが元気に声をかけてきました。
女性はこういうこまごまとした綺麗な色合いのお土産品にに弱いんですよね。
旅もいよいよ終わりと思うと余計に何でも見たくなります。(笑)
思わずあれこれ物色しフリータイムすれすれで何とか合流!!
メクネス観光を終えた後は、いよいよ最後の訪問地ラバトへ向け2時間半のバスの移動でした。
しばらくすると車窓に広がる綺麗な夕焼けが~~~~
刻々と変わる夕焼けの流れをしばし眺めて~~~
そしてこれが、アフリカの大地で見る最後の夕景となりました。
アフリカの大地を真っ赤に染めてゆっくりと焼けていくこの夕景は、いつまでも
忘れることができません。
明日はいよいよモロッコ最後の地ラバト、そして帰国です。
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