風のたより

つれづれに

             ~~~  モロッコ周遊8日間の旅   千年の迷宮都市 フェズ ~~~

2014-01-15 | モロッコ周遊の旅



サハラ砂漠メルズーカでラクダに乗っての朝日観賞を終えた一行は、またアトラス山脈の一部を超えて
フェズまでの長いバスの移動です。

車窓に見える赤茶けた岩肌と緑のズィズ渓谷のオアシス。
まるでテーブルマウンテンのような光景!!
これはアメリカ?
いえ、ここは紛れもなくモロッコです。





途中立ち寄ったレストランでの昼食は、大きな焼いた鱒一匹の豪華版。
臭みもなくとっても美味しかったです。





やがて移動すること数時間後、車窓から見える風景が一変!雪景色です。
アトラス山脈の森林地帯に入ったようで、どうやらこの辺りはスキーリゾートエリアです。





ガイドさんの説明によるとこの辺りはイフレンという場所で「モロッコのスイス」と言われる所とか。

確かに周りにはヨーロッパの街並みを感じさせるような建物がずっと続いています。
ここには王様の別荘をはじめモロッコの要人や富豪の別荘も数多いとか。
日本でいえば軽井沢といった所でしょうか。
ここでちょっと下車しトイレ休憩でしたが、周りには瀟洒はお店が並んでいました。





人だかりのしていたのはこのアトラスライオンの像。
昔この辺りには本当にライオンがいたということですが、、、、、?





フェズの街に着いたのはもう夕暮れどき。
移動のバスの途中からモロッコのイメージが変わりましたが、フェズのホテルについて
またびっくり!!

フェズというと入り組んだスークの町とばかりと思っていたのに、街並みも近代的で着いたホテルは
超豪華です。
今までの宿泊したどのホテルよりお部屋も立派でした。





旅の6日目を迎えた朝は王宮の見学から、、、、といっても異教徒は中には入れません。





その後フェズの街が一望できる高台からあらためてフェズの街を眺めました。





町の色もいつしかアイボリー色に。
カサブランカは白、マラケシュはサーモンピンク、そしてここフェズはアイボリー。





遠くの高台に見える白い石のようなものはお墓だとか。





高台から降りたバスを下車し、いよいよここから世界で最大の迷宮都市と言われる旧市街メディナ
へ入っていきます。
ここフェズは1000年以上続く世界最大の迷宮都市、とも言われています。

車が入れない路地で活躍していたのはロバでした。





この日の散策には現地の案内人が更に二人も加わり、我々一行を前後左右に付き添ってくれました。
ここからいよいよ迷宮都市に入っていきます!!!









































メディナ(旧市街)の中をどこをどう歩いたかさっぱりわかりませんでした。(笑)

現地ガイドさんが二人も加わり案内していただいたおかげで、スークの中でいやな思いをせずにすみ
ここメディナで一番見たかった皮なめし工房(タンネリ)に無事到着です。

狭い通路側から階段を登り工房の見える屋上へ、、、、
工房に入る前に一人づつ束になったミントを渡されます。
工房の強い臭みを消す効能のようですが、、、、、














まじかに見るなめし皮の工房は噂にたがわず圧倒的な光景でした。
この匂いのきつい液の中には鳩の糞も入っているのだとか。

その中で逞しく働くたくさんの人々の姿は感動的でした。
このような工程から美しい皮製品が生まれていくのでしょうね。





振り向けば店内には皮商品の数々が綺麗に並んでいます。
写真を撮るのに夢中になり、ここでのお買い物タイムを逃しました。





もう一度工房の屋上からなめし皮の円い染色桶が並ぶ作業場を見下ろしました。

エレガントな鉄の装飾の柵の向こう広がる風景は、優雅さとは対照的なフェズに暮らす職人の
手間暇かけた涙ぐましい光景が広がっていました。

             ~~~ モロッコ周遊8日間の旅    サハラ砂漠をラクダに乗って ~~~

2014-01-12 | モロッコ周遊の旅



いよいよサハラ砂漠での日の出観賞とラクダに乗る朝になりました。
今回の旅の一番のイベントの朝とあってか、ホテルのモーニングコールが鳴る前に
二人とも起きてしまいました。

5時ホテル前から数台の4WDに分乗し大砂丘メルズーガ砂漠へと向かいます。
辺りはまだ真っ暗、車のヘッドライトだけが頼りの砂漠への道です。

30分ほど走ってやっと砂丘に到着!!
物音一つしない真っ暗な砂丘の中で、静かにじっと私達を待っていてくれたラクダの一隊に感激でした。






順次ラクダに乗っていきます。
座っているラクダが客を乗せ立ち上がると、、、、うわー高い!!
馬には乗ったことはありますが、ラクダは初めて、、、

一列に並び真っ暗な砂丘をまるで「月の砂漠」そのもののようにゆっくりと歩いて行きます。





目標はあの砂丘の上までです。
砂丘の上には歩いて上った人々の姿が点々と、、、、

砂丘をラクダに乗って歩く経験は初めて。
しーんと静まりかえった砂丘では、こんなに並んで歩いているのに何の音もしないのです。
不思議な“音のない世界です。





登りにさしかかったラクダに振り落とされないようにしっかりと持ち手をつかんで、、

程なくして砂丘の頂上に到着!!
東の空が綺麗なピンク色に染まってきました。





ラクダから降りた私達にラクダ引きの若者がちゃんと敷物を敷いてくれました。
目の前に広がる日の出前のサハラ砂漠を眺めながら、ここでしばらく朝日が上がってくるのを待ちます。

風もなく思っていたほど寒くもなく絶好の朝です。





待つこと数分。
やがて東の空に太陽が上がり始めました。





一瞬に表情を変える砂丘!!
美しい光景に無言で観賞です。





眺めている私達にラクダ引きの若者から声がかかりました。

どうやら娘と私の手の間に太陽を入れて撮ってあげると言ってくれています。
彼らはたくさん撮っているのか、どんな風に撮るのがベストか熟知しているようです。





明るくて親切だったベルベル人のラクダ引きの若者達と、、、、

彼らはベルベル語を始め、アラビア語、英語、フランス語、そしてちょっと日本語まで
話すのだそうです。
英語なら話すと言った娘に「英語だけ?」と言われてしまいました。
恐るべしベルベル人。
私にターバンを巻いてくれたベルベル人のモハメットさんも数か国語は話すようです。





朝日の上がったサハラ砂漠の風景を十分楽しんだ後、ゆっくりと砂丘を下りていきます。

ラクダは砂丘を登るときより下りる方が大きく揺れるようです。
前のめりになるような感じで、下りる途中一人の落後者が出ました。





途中ときどきラクダ引きの若者が振り返りみんなの様子を見ながら“しっかり持ち手を持って!!”
と声をかけてきます。

首からコンデジと一眼を下げていた私、ちょっとマークされているかな??





やっと平らな場所へ下りてきました。

ここなら大丈夫かなと一眼で何とか撮影!!
でも片手でのカメラ操作はなかなか思い道理にはいきません!!





朝日にラクダに乗った私たちの影も伸びて~~~~





娘が後ろにいる私を振り返りながらスマホで撮った写真の中にこんな写真も、、、、、
あ!両手放してる!!!危ない危ない!!!
きっと立ち止った時でしょう。





サハラ砂漠の赤い砂丘と綺麗な風紋。





やっと戻ってきました。
ラクダ引きの若者達もほっとしたのか万歳してますね。

遠い異国から数十時間かけてやってきた旅行者の苦労を彼らはちゃんと分かっているようで
本当に親切で優しい心遣いをしてくれました。

コンデジがちょっと砂に触りおかしくなった時、何度も丁寧に直してくれようといろいろ
頑張ってくれた若者達、、、本当にお世話になりました。





朝日観賞の終わった後は、ベルベル人のテントの前でサハラ砂漠を眺めながらの朝食です。





ここで食べたパンや生ジュースやカスピカイヨーグルト、そしてコーヒーの味は格別でした。
山羊の乳も初めて飲んでみましたが濃厚でおいしかったです。

ここでもせっせと働き接待してくれたのは、ベルベル人の男性陣でした。





朝食をとっている間に、いつしか砂漠の色も変わってきているのに気づきました。
光線の関係なのでしょうが、さっきまでオレンジに染まっていた大地は、いつしかグレーに???





十分サハラ砂漠を楽しんだ後、お世話になった可愛いラクダ達に別れを告げ
私達はまたアトラスを超えて古都フェズまで9時間以上の長いバスの移動になりました。

        ~~~ モロッコ周遊8日間の旅   カスバ街道~トドラ渓谷~エルフード ~~~

2014-01-09 | モロッコ周遊の旅



モロッコ周遊の旅4日目の朝をワルザザートで迎えました。

朝日が綺麗だということで、ちょと早起きしてホテルの屋上へ。
ホテルの周りはまだ薄暗く東の空がうっすらとピンク色に、、、、





次第に明るくなるにつれてザルザザートの街並みが見えてきました。
ザルザザートはモロッコ中部で、マラケシュからアトラス山脈を越えてサハラに抜ける幹線道路上に位置し
交通の要衝。
かつてはキャラバンが立ち寄る小さい村だったようです。
いよいよ今日はこのカスバ街道をまっしぐら、、、砂漠の街エルフードへと向かいます。





車窓から見えるアトラス山脈を眺めながらバスは一路カスバ街道へ、、、、
現地ガイドさんの計らいで往年の歌「カスバの女」の歌が流れます。

赤茶けた大地に小山のように連なっているのは、地下水道の跡とか。





今回私たちの旅の行程にお付き合いして下さったのは、現地ガイドのモハメットさん。

この日は今までの衣装とは違い頭に白いターバンをまいて、、、、まるで「アラビアのロレンス」!!
流暢な日本語を話す生粋のベルベル人で、母親はまだ山奥に住んでいるのだとか。
どこの国に行っても日本語を話す人がいるものですね。





バスはカスバ街道をひた走ります。

カスバ街道のカスバとは、城壁で囲まれた要塞のことで、かつてキャラバンが行き来したモロッコの南を
東西に走るルートです。

以前に行ったトルコの旅行で同じような風景を走った記憶があります。
あれはたしかシルクロードの一部でした。





やがて道沿いにカスバ街道で最も美しいと言われているカスバ、ベンモロカスバが見えてきました。 
四隅の塔は穀物など食糧の倉庫であったとか。
今はホテルになっているようです。





次に立ち寄ったバラの花の村エル・ケラム・ムグナ村の店のデッキから。
遠くまで見渡せる赤土の風景に、遠い異国まで来たことを実感しました。





この辺りはバラの花から作るローズウォーターや香水で有名な場所らしく、カスバ街道沿いには
バラの木がいっぱいありました。

日本で見るバラの木とは違い背の低いダマスクローズという木で花の時期は過ぎていました。

また土の上に並ぶ石ころのようなものは、ベルベル人のお墓で、メッカの方を向いて葬られて
いるのだとか。
これが本当に土にかえる、ということなのかもしれません。






やがてバスは最初のオアシスの街のあるタデス渓谷へ。
高台から見る赤茶けた大地の中に挟まれた緑のナツメヤシの広がるオアシス。





バスの中から見かけたモロッコの赤い土!!!
どこまでも続く赤い大地です。





街道沿いの街ティネリール。ここは街の中心街??
車の上にはたくさんの羊が、、、、どこへ行くのでしょう??





街中で見かけた喫茶店にたむろする男性群。
女性の姿はほとんどありませんでした。





街を抜けバスはいよいよ赤茶けた大きな岩山に向かっていきます。
山道の小川では洗濯する女性たちと子どもの姿が、、、、
女性はみな働き者のようです。





そしてここがトドラ渓谷。

モロッコのグランドキャニオンと言われている所です。
バスを降りて目の前のその景観にただただ圧倒されました!!!





このトドラ渓谷はヨーロッパから来るロッククライマーが多い場所とか。
高さは200m以上あり、奥に行くと岸壁の間は20mしか無い所もあるのだとか。





この渓谷の麓のレストランで串焼きやタジンの昼食をとりました。





さらにバスはカスバ街道をエルフードに向けて、、、

何もない荒涼とした一本道を一人の男性が歩いていました。
周りにはお店もなく車の往来も少なく、次の街まではこの先どのぐらいあるでしょうか。
この人は一体どこへ行くのでしょう?





日もちょっと傾きかけた頃、地下水路のあるカッターラという場所に寄りました。
こんもりと盛られた盛り土の地下には、水路が伸びているのだそうです。

アトラス山脈から流れてくる雪解け水を、サハラ砂漠沿いに農地や集落まで灌漑するための地下水路で
砂漠のような乾燥地帯に伝統的に行われていた灌漑用水の跡のようです。





今は使われなくなったカッターラーですが、今でも一部は観光用に残されているようで
料金を払うとここを管理するベルベル人が地下水路跡を案内してくれます。





この日の最後は化石加工工場。
この辺りはアンモナイトなど化石の産地らしくアンモナイトなどの化石を加工したテーブルや装飾品
が工場内にいっぱい並んでいました。

その中で私が目にしたのはこの「砂漠の薔薇」
砂漠の薔薇は、水に溶けたミネラルや化学物質が結晶したもので、私も小さい物なら
愛知万博の時チュニジア館で買ったものがあります。

でもこんな大きな砂漠の薔薇を見るのは初めてで、その美しさに見入ってしまいました。






今夜のホテルのあるエルフードに着いたころは、日もとっぷり暮れていました。
明日はいよいよサハラ砂漠で日の出の観賞とラクダに乗る日です。

朝は4時起きということですが起きられるかどうか???

             ~~~ モロッコ周遊8日間の旅   アイト・ベンハッドゥ  ~~~

2014-01-06 | モロッコ周遊の旅



食事の後外に出ると、今通ってきたアトラス山脈の雪をまとった山々が見渡せました。

名前だけは知っていたけれどアトラス山脈がここモロッコの地を横切っていることを
初めて知り、その峠を超えて来たことにちょっと感動しました。





バスは更に進みサハラ砂漠の入口の街ワルザザートへと向かいます。

茶褐色の山並みの中に、これまた茶褐色の家並みが見え隠れしています。





そして途中、今回二つ目の世界遺産でもある要塞化された村“ アイト・ベンハッドゥ”に立ち寄ることに
なりました。
小高い丘に無数の土の家々がへばりつくように建っています。
このあたりから見てもいかにも要塞という感じです。

このアイト・ベンハッドゥはモロッコの先住民ベルベル人がアラブ人の侵入に伴って築いた要塞とのこと。





ガイドさんの案内で広い水のない河原を歩き対岸の要塞まで歩いて行きます。

横側から見た要塞の全景。





どうやらここが要塞の正面入り口のようです。

実はこのアイト・ベンハッドゥでは、たくさんの映画が撮影され、知る人ぞ知る有名な場所と分かりました。
あの有名な映画「アラビアのロレンス」もここで撮影されたそうです。





城塞の村の中に入り頂上まで登ることになりました。





有名な場所とあってか狭い通路はこの日も観光客でいっぱい!!
上に続く階段や細い阪を登って行きます。





頂上まではさほど遠い距離ではありませんが、急な坂道や階段はけっこうきつい行程です。
敵の侵入を防ぐためにこんな構造にしたのでしょうね。





登るごとに視界が開けて~~~





頂上までははもう少しです。





登ること約20分、やっとアイト・ベンハッドゥの頂上にたどり着きました。
ここから眺める光景は、果てしなく続く荒涼とした砂の大地です。

この辺りのどこかで「アラビアのロレンス」が撮影されたと知り映画のシーンを思い出しながら~~





その他にも「ソドムとゴモラ」「ナイルの宝石」「ハムナプトラ2」「グラディエイター」
など数々の映画の撮影現場になっていたようです。

モロッコはハリウッドについで映画産業が盛んな国であることを初めて知りました。





この村の中には、現在でもまだ数家族が住んでいるということです。





今では多くの人々はこの村を去って川向こうの大きな道沿いに移ってしまったようですが、、、





道案内のベルベル人のムサさん家族は、今でもここで生活しているとのこと。
ここは台所でしょうか?





途中で出会ったこの老人もベルベル人でここに住んでいるようです。
なんともいえぬ味のあるお顔ですね。

ここアイト・ベンハッドゥは、1987年には世界遺産に登録されているので、ここに住む人々は
世界遺産の中で生活しているということになりますね。





現地案内人ムサさんの家には、たくさんの撮影の時の写真が壁に貼り付けてありました。
きっと良い思い出になっているのでしょうね。





もと来た道とは違う道を下がっていきます。





入り口近くには、観光客相手のこんなお店も数件並んでいました。





出口近くに掛っていた世界遺産の認定の看板。
「クサル アイト・ベンハッドゥ」とあるクサルとは、多数の住居や建築が集合している住民の伝統的村落
を指しているようです。

              ~~~ モロッコ周遊8日間の旅    テシュカ峠のアルガンオイル ~~~

2014-01-05 | モロッコ周遊の旅



マラケシュの泊ったホテルの部屋から~~~

深夜までなにかざわざわと人の声がしていたのは、、、、どうやらホテルの下が
バスターミナルだったからでした。





翌日は昨夜見たジャマエル・フナ広場を抜けて市内見物に。

まずは貯水池のあるメナラ庭園に。
豊かな水をたたえた庭園で、周りにオリーブの木々が茂っていました。





次に行ったのはクトゥビアの塔。

高さは約77メートルのミナレットで、ムーア様式建築の傑作とか。
塔の上の方向指示機のようなものは、メッカの方向を指しているのだそうです。





この後しばらくはマラケシュのスークのような路地歩きが続きます。





狭い裏通りの道を~~~





路地裏の両脇に並ぶ土産物屋が続きます。
ちょっと立ち寄ってみたい気がしますが、ツアーではそんな自由時間はとれません。





現地ガイドさんの旗を見失わないように、両側の品々を横目で見ながらさっさと移動です。(笑)





この辺りで迷いこんだら大変。
無数の横道、細道、ガードなどなど~~~





やっとスークを抜けて大通りに出てきました。
サーモンピンクの壁に掛っているのは、売り物の織物のようです。





マラケシュ市内観光の最後は、バビア宮殿へ。
ここでもサーモンピンクの門をくぐって宮殿に入ると、園内は広くミカンの木や花筏の木などがいっぱい。





”モロッコのアルハンブラ宮殿”と言われるだけあって精密な彫刻と幾何学模様が壁一面にびっしり。

天井にはアトラスシーダの彫刻が、、、、
アトラスシーダはヒマラヤスギ科に属する、アトラス山地を原産地とする杉だそうです。





この後市内観光を終えたバスは、一路ワルサザートに向けて約5時間の移動となりました。

数時間後、車窓の風景は一変!!!
赤土の山肌が見えはじめました。
緑の木々はオリーブの木でしょうか???





更に進むと山あいの村が現れました。
庭先には犬と人の姿が、、、、
けっこう標高が高いせいか、バスを降りると肌寒いほど。





レンガ造りの家から観光バスのざわめきに出口から顔を出した二人の女性!!
でも一人はあわてて顔を隠してしまいました。





うちわサボテンの向こうに見える民家は、どれも土壁やレンガで出来ているようです。





更にバスは山あいを登りアルガンオイルの工場へ。

アルガンオイルとは、モロッコにだけ生育するアルガンの樹の実から採油された希少なオイルで
美容と健康に良いと言われているオーガニックの商品のようです。

こんな所にも人がいるのかと思う程の山あいにも、日本語のできるお店の女性がいてびっくり!!
アルガンオイルは全て手作りでこの地に住むベルベル人が伝統的な製法で作っているのだとか。

バスの中から見たオリーブのような木は、このアルガンオイルの木だったのかもしれません。





更にバスは山頂を目ざし登って行きます。
夕べ降った雪がうっすらと残っています。





途中、黒と白のたくさんの羊の放牧の群れに出会いました。





どうやらここが標高2260メートルのテシュカ峠の頂上のようです。

初めて見るモロッコで見る雪景色です。





バスはここからふもとの街に向かい下りていきます。





待っていたこの日の昼食は、モロッコで有名なタジン鍋でした。
この他出された卵料理やサラダも美味しく、以外にも日本人の口に合うものばかりでした。