風のたより

つれづれに

            ~~~ 10日ぶりに猫たちのいた緑地公園へ ~~~

2018-04-14 | 



10日ぶりに緑地公園に出かけました。

今までは猫たちに会いたさに出かけていた散歩コースだったのに、我が家にキキちゃんとジジちゃんを
迎えてからというもの病院その他のことで忙しくしていてすっかりご無沙汰の公園でした。

久しぶりに行ってみると、猫たちがいた畑近くの空き地の様相が一変していてびっくりでした。





今日はかつて猫たちがいた場所のすぐ近くで畑仕事をする人がいっぱいでした。

だいこん畑はますます拡張されて猫たちがいた雑木林のすぐ近くまで開墾されていました。





猫たちがいた雑木林の木の下、かつてここは猫たちの餌場になっていた所で傘や段ボールが置かれ
いつもカリカリやパンや缶詰などがいっぱい置かれていました。

でも二人を保護する数日前には、この周辺には消毒をまく作業がされていて、それを目にした時
”救うなら今しかない”と決心したのです。

あのきと保護して本当に良かったと今思います。
まさに危機一髪でした。





この周辺を追われた猫たちは、こんな劣悪な環境にいました。

キキちゃんが最後にいたのは、まさにここでした。





そんな人と猫とのつながりとは関係なく、公園の散策コースの道端にはいつしか
綺麗な藤の花が咲き、、、






御衣黄桜が咲き、、、





可愛いピンクの八重桜が今見頃を迎えていました。

季節はどんどん移り変わり、咲く花もいつしか変わっていました。

しばらく行ってUターンして帰りしな、、、、





あの白ちゃんに出会いました。

久しぶりに見る白ちゃんは幾分痩せたようにも見えましたが,鼻にいっぱい傷を負っていました。

きっとこの季節オス同士の戦いがあったのかもしれません。

ニャーニャーと近づいてきた白ちゃんの姿を見て”あなたまで救ってあげれなくてごめんね”
と言いつつとても悲しい気持ちで胸がいっぱいになりました。

最初のころ一緒にいた白ちゃんです。

この白ちゃんの姿から野良猫の存在を知ったのでした。





今ではこうして二人一緒に仲良くしている姿を見るにつけ良かったと思いつつ、まだまだ不幸な
猫の姿を見るにつけ手放しでは喜べないとても複雑な思いでいっぱいです。


            ~~~ あの日から一週間。キャットタワーと猫たち ~~~

2018-04-11 | 



キキちゃんとジジちゃんが我が家にやって来てから早一週間が過ぎました。

二人にとって毎日毎日いろんなことが起こりハラハラドキドキの一週間だったことでしょう。

朝の光を受けながら仲良し二人の一日が始まります。





そんな二人に娘からキャットタワーのプレゼントが届きました。

ネットからの申し込みで話の翌日には届き、早く遊び場を作ってあげようと組み立て
を始めました。





そんなに難しい組み立てではないのですが、、、

約二時間後やっと完成しニャンズのいる部屋に移動!!





早速やってきたのは、野良ちゃん時代にも知らない人にも近づいて来て、あまり怖がることがない
キキちゃんでした。

”これはなんだ??”とぶら下がっていた猫じゃらしのおもちゃを引っ張って、、、





遊び始めたキキちゃんとは反対に、ちょっと怖がりのジジちゃんは離れた場所から
キキちゃんの動きを眺めています。

慎重派のジジちゃんです。

猫にもちゃんと性格はあるんですね。
ジジちゃんはちょっと怖いことがあると涙を流すんです、可愛いですね。





とうとうタワーの上まで登ったキキちゃん!

この写真を娘にLINEでさっそく送ったら大喜び。

野良ちゃんを拾ったり、猫タワーを早速買ったり、、、母娘ともどもバカな親子です。(笑)

でもこれでいいんです。
こんな猫たちの姿を見たかったのですから。





今日は家に連れてきてから一日も早くしてあげたかった二人の体を洗いました。

フロントラインをしてから数日たったので今日こそと決行!!

水の嫌いな猫のこと、もっとてこずると思ったのですが、ニャーニャーと小さい声で
おびえるように鳴いていましたが”大丈夫、大丈夫だよ。もう少しで終わるからね”と
少しでも恐怖を感じないよう声かけをしながら、、、

終わった後は二人とも部屋の隅でこちらを見て”今日もおばさんから怖いことされたね!!”と
話しあっているようでした。

そのあとはそれぞれ毛づくろい。





猫たちとかかわり合ったこの一週間の間に鉢植えのクリスマスローズも満開。

早速ガラスの花瓶に入れて、、、、やれやれの一週間でした。


              ~~~ 野良にさよなら、初めての病院へ ~~~

2018-04-08 | 



保護した日は猫ベットとキャリーバックにそれぞれ入っていたのに、翌朝そーっと部屋を覗いてみると、、、

”あー、やっぱり!”
ふたり仲良く猫ベットに入っていました。

夕べはふたりにとって激変の一日だったはず、きっとお互いに支えあっていたのでしょうね。

猫同士ってこんなにも静かなものかと思うほど、夕べは物音一つしない静かな夜でした。
多分緊張していたのかもしれませんが、、、

きっとふたりともじーっと次は何が起こるかと不安だったかもしれません。

でもこの姿を見て、やっぱり兄弟一緒に連れ来て本当に良かったと思いました。





次の日は病院へ連れて行くので名前を決めないと、、、

いろいろ考えた結果大好きなスタジオジブリの名作「魔女の宅急便」に出てくるキキとジジ
の名前から、サビちゃんと呼んでいた子はキキに、そして黒ちゃんは黒猫のジジに決めました。

”今日からキキとジジだよ!”





翌日の午後予約を入れて病院へ。

再びキャリーバックに入ったふたりは、車の中でも無言でした。

猫たちも緊張していたかもしれませんが、こちらも少々緊張していました。

たとえ検査結果がどんなことになろうとも、公園の片隅でふたりをキャリーバックに入れた
あの時から全ては私の責任です。

無条件に全てを受け入れようと決めました。


診察及び血液検査の結果は、先ずはふたりともオス、年齢はもっと小さいと思っていたのですが、
ふたりとも二歳から三歳の間ぐらいでしょうとのことでした。

キキちゃんの体重は3.52キロ。
20分ほどでふたりの血液検査の結果が出ました。

ふたりとも猫風邪をひいており、猫エイズは陰性でしたが、猫白血病ウイルスは陽性反応でした。





ジジちゃんの体重は、キキちゃんよりちょっと多い3.8キロ。

体重を計ったあと血液検査の為採血、その後ノミやダニ、シラミの駆除のフロントラインを
してもらいました。
首の後ろに液体を塗布でOKのようです。

猫白血病ウイルスの陽性反応は、先生のお話だと2~3か月後に消えていくケースが多いので
様子を見ましょうとのことでした。

ふたりとも野良でいたのですから何があっても仕方ありません。





病院に連れて行った段階でワクチンも打ちたかったのですが、先生のお話だとふたりとも
風邪が直ってもう少し体調の良い時にしましょうということになりました。

一週間分の風邪薬を頂いてきました。

自宅に戻ったふたりは、さっそくお水をゴクゴク。

昨日,今日と続く体験したことのない出来事にびっくりしたことでしょう





心配していたトイレはキキちゃんもジジちゃんもすんなりと成功!!

でも二つ置いているのに、わざわざキキちゃんが使ったトイレに入るジジちゃん??

そこまで仲良しなの??





今朝のニャンズの食事風景です。

食事前にまず風邪薬を、、、

カリカリの後に猫が大好きと評判のチャオ〇ールをあげたところ、この仲良し兄弟も
我先にとガツガツ食べる様子に笑えました。

”やっぱり!”





”ひとの分まで取らないの!”(笑)

一週間分出た風邪の粉薬を飲ませるには、このチャオ〇ールの中に混ぜて飲ませると良いと
聞いていたのでお陰で薬を飲ませることには成功でした。





ご飯が終わるとやっぱりふたり一緒の猫ベットがお気に入りのようです。

仲が良くてよかった!!

互いに体をなめあったり毛づくろいする姿を見ているだけで、こちらも幸せになります。





野良ちゃん時代から人懐っこいキキちゃんは、今朝も抱っ子からどんどん上に上ってきて
チューしょうとします。(写真は野良ちゃん時代の公園で)

まだワクチン接種が済んでいないので、こちらもいろいろ気を付けないと、、、

病院の先生や看護婦さんは素手で仕事されていてびっくり。
伺ったところその都度石鹸で手を洗っていますとのこと。
”それで十分大丈夫ですよ”とおっしゃっていました。

ただし唾液などの接触だけは気を付けてくださいとのことでした。


今日はお部屋の掃除をしようと掃除機を使い始めたら、その音にびっくりしたのか
ふたりとも部屋の隅っこに行き小さくなってこちらの様子を伺っていました。

ここ当分ふたりにとって毎日が驚きの連続で、それも野良ちゃんから家飼い猫になる為の
洗礼なのかもしれません。

“ふたりとも頑張ろうね!!”


           ~~~  ついに家族になったサビちゃんと黒ちゃん!! ~~~

2018-04-05 | 



かねてから考えていたことを実行に移すため、昨日買った大きめのキャリーバックを車に乗せ
早朝のいつもの散策コースのある緑地公園へ、、、、

6時近くにやっと太陽が昇り始めてきました。





早朝の公園はさすがに人の姿はありません。

川沿いの新鮮な朝の空気をいっぱい吸い込みながら、猫たちのいるいつもの場所へ急ぎます。





昨日夕方近くに二人が木の下の茂みの中にいることを確認していたので、意外なほど簡単に保護できました。

最初に顔を出したのは黒ちゃんで、あとからサビちゃん。
キャリーバックに入った二人は鳴くこともなく静か、でも二人を入れたキャリーバックはさすがに重かった!!

ここで一休み!!

寒かった今年の冬も、いろいろの人からの暖かい援助のお陰で乗り越えられたことを
決して忘れないでね。

傘や段ボール、あたたかな毛布、ホッカイロなどなど、、、そしていっぱいのご飯。

皆さんに”ありがとう、お世話になりました”と言おうね!!。

そして、この風景を見るのは二人にとって最後になるかもしれないとキャリーバックを置いて、、、






車で15分ほどで自宅へ到着。

”今日からここが二人のお家だよ”





玄関に着くとキャリーバックの中から黒ちゃんの小さい鳴き声が聞こえました。

少し神経質で怖がり屋の黒ちゃんのようです。





二階のかつての娘の部屋に入った二人は、キャリーバックから意外に怖がることもなく部屋の中へ。

周りをきょろきょろ見まわし、”ここはどこ?”と思ったでしょうね。

かつての先住猫のモモスケ君の為に飼ったベットに、すんなり入ったサビちゃんにはびっくり!!

今まで畑の中でトイレを済ませていたので心配していたトイレも難なくクリア。
教えてもいないのに凄い!

サビちゃんのけっこうリラックスした様子に安心しました。





それに引き換え、すぐに窓の隅っこのカーテンの中に身を隠し、しばらく出てこなかった黒ちゃん。

出てきた後も、ずっと一日中キャリーバックの中で過ごしていました。

環境の激変に、それぞれ違った反応を見せてくれた二人。
怖くて当然です。
少しずつ少しずつ慣れてくれればいいんです。





今朝までこんな自然の中にいた二人ですから。

この日ちょうど公園の隅には薄紫のハナニラの花が咲いていました。





昨日までいた緑地公園での最後の食事。

この二人の姿が、野良時代の最後の姿になりました。


                 ~~~  桜の花と兄弟猫の再会  ~~~

2018-04-03 | 



今年の桜の開花はあっという間に始まり駆け足で満開の時期が通り過ぎて行きました。

いつもの散策コースの土手の桜も一気に咲きだしました。





桜越しに見える犬山城!!





まさに桜は満開!!





扶桑の猫サビちゃんは、いつもの場所からちょっと離れた桜の木の近くの下にいました。





満開の桜の花びらがサビちゃんの上にも散って~~~





ここでサビちゃんも花見だったんでしょうか??





寒い冬の時期が過ぎて、やっと訪れた春です。





帰りしな同じ道を通っていると偶然にもこんな光景に出会いました。

最近すっかり離れ離れになってしまっていたサビちゃんと兄弟猫の黒ちゃんの再会シーンでした。

黒ちゃんを見つけると、嬉しそうに近づいて行ったサビちゃん。





黒ちゃんもサビちゃんと分かるとお鼻を近づけてクンクンさせながら挨拶!!

お互い”元気だった??”と言っているような、、、





やっぱり兄弟猫、仲のいい関係が分かるシーンがいっぱいで、その微笑ましい兄弟の様子を
思わずカメラに収めスライドショーにしてみました。


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いつも一緒の仲良し兄弟だったサビちゃんと黒ちゃん.

”暖かい日がやってきてよかったね。また一緒に仲良くね!!”