LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

晴天のKOBEふれんどりーマーチ!!

2010年05月23日 | Weblog
5月16日(日)KOBEふれんどりーマーチ!!みんなで歩きました。数日前の雨の予報はどこへやら、久々にいいお天気で気持ちのいいパレードになりました。残念ながら参加人数はいつもより少なかったようで、40名くらいだったのでしょうか・・?「つなぐ会」は3人の親と、そして友人が一人駆けつけてくださって、4人で歩きました。

今回のドレスコードはオレンジ色。今ヒット中のレディ・ガガの“バッド・ロマンス”が大音量でBGMに流れると、これがまたまたよくって!!(笑)沿道の人たちも手を振り体を揺らしながらリズムに乗って応援してくださっていました。一緒に参加した友人も「初めて聞いたけどなかなかいい曲ね~」と。ノリノリの4人でした(笑)。

何しろ神戸まつりは、パレード専用となった大通りのど真ん中をを、沿道で待ち構えている観客に見ていただくために歩くわけです。それも今年は絶好のパレード日和とあって観客はすごい数・・いつも最初は少し「恥ずかしいな・・(汗)」と思うのですが、それにも慣れてくると(笑)、なぜか誇らしい気持ちになるのです。このパレードはさまざまな市民団体に交じって「こんな団体もあるよ」と知っていただくためのものですから、大きな大きなカミングアウトですよね!!人間の多様な性を、まだ知らないであろう多くの人たちに向かって堂々と表現する!私たち「つなぐ会」メンバーは地味なおじさん、おばさんではありますが、やってることはかっこいいし(笑)、すてきなことだなあと・・(ちょっとナルシスト?)若い人たちにもどんどん参加して一緒に歩いてほしいなあと思いました。(当然、中年もシニアも老年も後期高齢者も大歓迎です!)来年はもっと、もっと!!神戸に来てくださいね。

東京から来てくださっていた若いお二人、遠いところ神戸を盛り上げに来てくださって、ほんとにありがとうございました!!夏には東京パレード、応援に行きますから!!そしてお母さんにカミングアウトしたときには、あとは「つなぐ会」に任せて!!(笑)




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晴子から伝えたいこと(パート14)

2010年05月23日 | Weblog
☆晴子さんのエッセイが届きました。
今回はMTFとして就職を果たされるまでの“苦戦の体験記“を書いてくださいました。ミーティングでもいろいろとお話してくださいますが、いつも苦労などあまり感じさせないような淡々としたお話しぶりなので、こうして読ませていただくと改めて苦労されていることがよくわかります。これからのお仕事が人間関係も含めてうまくいきますように、心から応援しています!

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☆晴子から伝えたいこと(パート14)

幸いにも私は、大規模とは方針の異なる小規模の入所型(グループホーム)への就職が去る3月上旬に決まりました。また採用担当者の方から、私がMtFであることの理解を得られ、介護職未経験且つ介護系資格無でも採用されて嬉しかったです(笑)。しかしMtFの私が就職活動(以下就活と略す)する上での苦戦があったのも事実でした。
昨今では職安(ハローワーク)の職員の方から、求人数があるのは警備職や介護職ぐらいであることを私は聴かされました。しかし少なくとも私がどうしてもやりたくない警備職は応募者の方が業務未経験でも採用する傾向があるものの、介護職については応募者の方に対して業務経験要であることを求める介護事業所が主流です。駄目押しは厚労省からの介護事業所への介護報酬に関する事情から、応募者の方に対してホームヘルパー2級や介護福祉士の有資格者であるのかどうかまで求める介護事業所が珍しくないことです。だからといって、介護系資格を先に取得しても介護職未経験だと、30歳以上ではなかなか採用しようとしない介護事業所ばかりなのです。
何らかの事情で仕方なく失業して、以前に経験した職種と異なる職種に就こうにも、以上のようにただでさえ阻まれている閉塞感を私は受けました。その上にMtFの私は、就活する上で応募先事業所の方から嫌な仕打ちを受けたことが少なくなかったのです。
介護事業所の多くでは、介護スタッフにとっては私がMtFであることを別に構わないことを伝えられたものの、利用者の方やそのご家族の方からMtFの私のことで何か言われないのか心配であることを伝えられました。私にとっては、介護事業所の採用担当者の方にもセクシュアルマイノリティに対する誤解や偏見があるのではないのかと感じずにはいられませんでした。もっと嫌な例ですと、介護事業所へ応募に関する電話での問い合わせをした時点で、採用担当者の方から性同一性障害の人は雇いたくないことを伝えられたことです。
以上のことから、私があいにく中途退学になったとはいえ、介護系学校に通っていたために介護職に就こうという想いが叶わないかもしれないと思ったことがあったのも事実でした。
そこでトラック運転手に戻るしかないと思って運送会社へ応募したところ、採用担当者の方から私に対して就業の際には男性として勤務してもらうことを伝えられ、とても残念な気持ちになりました。その際、以前に運転職に男性として勤務していても私が割り切れていたのは、昨今と違って仕事の内容(自動車部品輸送)の割に給与が高水準だったためだと本当に痛感させられました。
ということで、できるだけ女性らしく働ける職種を選ぶように再度切り替え、介護職同様に利用者の方へのケアー業務である旅行添乗員職にも応募しました。そして採用担当者の方から採用通知をいただいたこともありましたが、その際に私は旅行添乗員職よりも介護職に就きたい想いを捨てないように思い返したのです。




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