7月15日(日)13時30分~16時30分、兵庫県勤労市民センターにて神戸ミーティングを行いました。
参加者は22名でした(当事者のご家族12名、バイセクシュアル(パンセクシュアル)の方2名、トランスジェンダーの方3名、アライ(理解者)の方5名)
今回のミーティングでは、学校での当事者や当事者をサポートする生徒さんや先生、職員の方が多く、当事者をテーマにした映像作品の報告やサークル活動の報告がありました。
これまでは、当事者のお子さんを持つご両親や家族の方が多く、比較的年齢層も高かったのですが、当事者と同年代のアライの立場にいる方も多く参加されたので、年代的にも幅が広がった印象を受けました。
7月に学生によるドキュメンタリー映像コンテストの全国大会が開催されるとの報告で、関西地区と東海地区からの代表としてLGBTをテーマにした映像作品が出展されるとの報告をいただきました。
いずれも、つなぐ会のメンバーや出席者が作品に大きくかかわっている事に大変驚いたと共に期待を高さを実感しました。
また、制作に携わった学生さんたちのアライ(理解者)としての熱意が伝わる力作でした。いずれの作品も全国大会で優秀な成績を収める事をお祈りしています。
久々にミーティングの後半、2つに分けてグループミーティングを行う事にしました。
1つは、主に若い当事者の方や学生さんを中心としたグループ、もう1つは、主に当事者のご両親を中心としてグループに分れて話し合いました。
若い当事者、学生さんを中心としたグループでは、学校での授業や学校生活での話題が中心になりました。参加者の方より、名簿だけでなく、体育も男女混合で授業を受けたとの報告や、ジェンダーに関する教育のやり方(「あって良い違い」と「あってはいけない違い」でのアプローチ)について、就活の事や就職後での職場で不自由を感じた事等、特に若い世代が直面する問題や経験をシェアする事ができました。
また、当事者のご両親を中心としたグループでは、自分の子どもの悩みについては、近所の「ママ友」に話す事の出来ない息苦しさがあり、その悩みや相談事はお金で解決する事はできない事。
そして、このミーティングが、そんな悩みや息苦しさを吐き出す事のできる場である事を再確認したとの事でした。
ジェンダーやセクシュアリティだけでなく年代や置かれている立場等もそれぞれ異なりますが、それは「あって良い違い」であり、そんな「違い」をみんなで共有する場であり続けたい。
そんな事を再認識した夏のミーティングでした。(あやか)