☆今日はみなさんにうれしいお知らせがあります。
アメリカのPFLAG(アメリカにある親や友人の会)よりウェルカム・レターが届きました。これは、アメリカのウィスコンシン州マディソンPFLAGのメンバーである吉永世子さんが繋いでくださり、実現したものです。日本語訳も送ってくださいました。
HPの「応援メッセージ」にも掲載しました。PFLAGのレターヘッドが付いた正式な英文のウェルカム・レターがPDFでご覧になれます。
PFLAGは40年前に設立されていますが、「当時は発起人の誰しも、アメリカ社会でここまでやれるとは想像すらできませんでした・・・」と書かれています。私たち「つなぐ会」もこのように言える日が来るように、粘り強く頑張りたいと思います。
どこの国にも同じ思いの親がいることは本当に心強いことです。“最後の人権問題”とも言われるこのLGBTの問題が、国や地域・時代を超えて人間の存在そのものに関わる大切な問題であることを感じます。
世界にはLGBTであるというだけで生命の危機に脅かされる国もあります。日本だけでなく世界中が手をつなぎ、力を合わせて声を上げていくことが必要ですね。
アメリカからの応援のメッセージ!どうぞお読みください。
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LGBTの家族と友人をつなぐ会」の皆さまへ
「PFLAG家族」にようこそおいで下さいました!日本には、神戸本部をはじめ3か所に「つなぐ会」が設立されたと伺い、大変うれしく思います。おかげで、日本国内の居住者はもちろん、米国やその他の国に住み、PFLAGに似た支援グループを探しているLGBTの家族や友人が、強力な支えを得られることでしょう。
国によって抱える問題は様々で、必要とされる支援も各々違うと思います。日本では、LGBTの大半がカムアウトしないことを選び、その結果、自分の性指向を隠して、望まない不幸な結婚生活を続けていると聞きました。社会を変えて行くには長い時間がかかります。でもいつか必ず、LGBTの人々が躊躇うことなくカムアウトして、好きな人と結婚し、一緒に住める日が来るでしょう。その日が遠くないことを願ってやみません。
PFLAGは40年前に発足しましたが、当時は発起人の誰しも、アメリカ社会でここまでやれるとは想像すらできませんでした。今日では、同性婚を法律的に認める州が増えており、この「婚姻の平等性」を全ての州で実現することが目標のひとつです。多くの教育機関が私たちの要請に応じて、LGBTの生徒に対する苛め撲滅に尽力しています。
PFLAGはまた、各地の市民や共同体を教育して、性指向に関わりなく全ての人間を尊重するよう働きかけ、LGBTに対する偏見をなくすために法律を変えて来ました。これまでの成功に力を得て、私たちはより一層、差別社会に対処するための「支え」、間違った情報を正すための「教育」、差別をなくし、異性愛者と同等の市民権を獲得するための「政策提言・権利擁護活動」に力を注ぎ、私たちが学んだことを、日本を含む世界の国々に伝える努力を続けて来たのです。
私たちのこれまでの活動の進展状況は、PFLAGのサイトおよびFacebookやTwitterをご覧下さればわかります。日本の「つなぐ会」もできる限り応援しますから、私たちで役に立てることがあればどうぞ連絡して下さい。
最後に心から「つなぐ会」の成功を祈ります。米国で、日本で、世界の各地で、手をつなぎ腕を組んで、LGBTが市民権を得る勝利の日まで共に歩んで参りましょう。あらためて、世界の「PFLAG家族」にようこそいらっしゃいました!
敬具
David Horowitz
PFLAG理事長
Jody M. Huckaby
専務理事
(訳:吉永世子さん)