まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫) | |
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文藝春秋 |
今更ですが、読みました~。さっくり読みやすく、面白い。
登場者のキャラクター作りがうまいのですよ。なんとなく少女漫画的なキャラの立て方。
主役と準主役はともにバツイチだけど、それぞれの事情は違っていて。人間関係を紡ぐのに不器用は男。そのため、ちょっと世の中から外れちゃってる二人をまほろ市という架空ながら、モデルになった場所が実在するところを舞台に空気まで描いているように感じました。
ひとことで言うと人情物なんですが、キャラクターも場所も「ああ、映像化向きだなあ」と思いました。実際、映画化されて今度はドラマ化だそうですし。
雰囲気と分りやすさ、かなあ。煙草の煙のする作品です。