天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

デイサービスで一人落語会

2012-11-24 18:52:53 | 落語
ずいぶん前に依頼頂いたデイ・サービスへ口演に行ってきました。

直前に打ち合わせをすると当日来られるのは「割りとしっかりした方たち」とのこと。ただ職員さん自体落語を聞いたことがないのでどのネタがボーダーラインか分かりません。
クラスメートで慰問経験のあるキクゾウさんには「子は鎹」みたいなんは難しい、と言われ「平林」と「江戸荒物」にしようとした前日にネタがついてる感じがしたので、その時点でできる噺ラスト「化け物使い」にしました←ただし、ネタ下ろし。
アドバイスで小咄をいくつかしてフォームアップをした方がいいと言われていたのに、自己紹介が受けたので小咄を入れるのを忘れたまま本題へ。

聴衆は8人の利用者さんと職員の方々。
お風呂上がりな方もいますし、時間自体お昼終わりのまどろみタイム…。
10分少しの「平林」は、つつがなく終わりましたが、「化け物使い」になって聞き疲れにまどろみプラス。ちらちら見ると私を遠くに感じられているような眼差し。

や、やばい。

幸い「化け物使い」は独り言が多いので、そこを全部客席に語りかけることにして遠くに行きかけた人を引き戻すとともにキクゾウさんの言った「人情噺は難しいと思う」を実感したのでした。
デイは反応が薄いよ、とも聞きますが、まあもともと大爆笑を起こすことの方が珍しいので心折れることもなく。
出番が終わってからは利用者さんとお茶会。94歳のおばさまに着付けのコツを教えていただき、人懐っこい職員さんたちもまじっての和気あいあい。
実はひとりで間が持つか心配で日舞を踊ろかとも思ってたんですよねー、という不要な一言で(笑)「どうぞ、今して下さい!」いやいや、日舞は落語以上に心の準備が必要なので今踊れません…。

聞けば、着物を着てくることや日舞を踊ることは、昔着物を着たり、日舞をしていた人がいるから、それだけでもよろこばれるそう。

じ、次回こそは踊ります。

絹馬さんがこの年代の方に喜んでもらおうと「赤とんぼ」を覚えた気持ちもよく分かりました。
職員さんに伺うと今までは車座になっての歌の慰問がメインだったようで、利用者さんたちも緊張気味だったみたいです。お茶会では楽しく自然に笑ってらしたし、最初にもっと打ち解けられる何かがあればよかったかな、とも思いました。

デイサービス自体は二カ所目でしたが、場所が変われば雰囲気も違いますね。ボランティアでする場合は、演出変えることも時には必要だし、職員さんたちが求めていることも聞いておくべきだなーとあらためて考えました。
コメント (4)
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