赤い高粱 (岩波現代文庫) | |
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読書会の課題。
ノーベル賞授賞作家・莫言。映画「紅いコーリャン」が随分前の作品だったので
案外若くて驚いたのが、授賞のときの感想。
映画は私が中国語圏の映画にはまる前の作品なので未だ未見。
※張芸謀は、好きなんですが。
作品はわたしの視点で描かれますが、わたしは登場せず、主には祖父、祖母の話。
時間軸が一方方向で移動するのではなく、前後に行きつ戻りつ飛んでみたりするのに
飽きさせず、離さず。ひとつには色を多様しているがためにイメージを作らせやすいのでは。
抗日が描かれていますが、この残虐性は単なる戦争の枠では収まりません。
さて、読書会では本の技術的な話はできないので、映画界やら文化的なことなどを
一方的に(爆!)喋ってきたのでした。