天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

文楽「妹背山婦女庭訓」

2013-08-08 12:53:56 | 観劇
第2部 【名作劇場】 午後2時開演
妹背山婦女庭訓
 井戸替の段/杉酒屋の段/道行恋苧環
 鱶七上使の段/姫戻りの段/金殿の段

親子劇場が終わったあとの50分後にスタートしたのが昼の部。
会場は大人の皆さまに変わっていました。
こちらは出遣いにもどっていたので、なんだか安心。
妹背山も全部じゃないのでちょっとストーリーがつかみにくかったのですが、でも大丈夫。←根拠のない自信。

大化の改新あたりのお話。

中臣鎌足の息子、藤原淡海は求女と名を変え市井に潜伏。隣家の酒屋の娘、お三輪といい仲。身をかくしているのになぜ?
いや、いい。疑問を追及するのはやめよう。
とそこへ淡海を追いかけてやってきた身分が高そうな女。
お三輪は怒り狂って暴れますが、迎えうつ女もなかなか気が強い。
ここ出遣いの勘十郎さんと清十郎さん。おじさん二人が女の悋気を繰り広げます。なんだか萌えるですけどっ。
実はこの女、蘇我入鹿の妹の橘姫。淡海は兄を陥れるんなら(こうは言ってませんが)、祝言をあげてもいいよ!と言うのです。なんちゅうやっちゃ。
祝言を上げているときにやってくるのがお三輪ちゃん。
町娘であるお三輪ちゃんは女中たちにいたぶられ、憤怒の形相となり祝言の場に乗り込もうとするのですが…。
ここからいきなりファンタジックな展開に。
それにしてもお三輪ちゃんの情念がすごい。怖い。痛い。
…かわいそう。
うーむ、文楽にでてくる男ってやつぁどうしようもねぇな。←なぜか江戸っ子に。
でも、おもしろかった。
そんな夏の文楽鑑賞記でした。

コメント
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