福井ちりとてちん杯への旅は本当にいろいろあって、まだ消化できずにいるので水曜くらいには旅行記(?)がアップできるかと思うのですが、まずみなさんへのご報告かたがた、ちりとてちん杯出場記から。
宿にいったんチェックインしてから会場入り(というかここまでの間にかなりの出来事がありましたが、それについては後日)。参加は51名(増減あり?)で会場は2会場に分かれていました。今回の出番は4番で開会と同時にスタンバイをせねばなりません。
前回とは会場、審査員の方も違います。審査は江戸落語の林家鉄平師と上方落語の林家竹丸師。
去年と同じく、私のフルネームをPRするマクラで、どよめきが聞こえて手ごたえを感じました。実はお客さんが少なかったのです。すぐ前の席には人はまばらで、後ろのほうはライトで見えにくい。でも、反応が返ってくるということは見てくださっている方は熱心に見てくださっている、それを実感しました。
ネタに入ると声がしんどくなった箇所があったものの思うとおりにできたこと、たくさん笑ってもらえたこと。
「終わった~」虚脱感の中に達成感が湧き上がりました。
この大会では演技後すぐに審査の方からの講評をいただけます。
まず、竹丸さんに「男の人をやっても違和感のない声、子どももよかった」という内容のことを、鉄平師には「よかったところとして子どもに嫌味がない、みたらしのところ、ネタの途中から入ってラストまでの構成がよくできていた、マクラからの入りもよかった」と私にとってこれ以上ないほめ言葉をいただき、この時点で私の「ちりとてちん杯」は完結していました。
こういうコンテストでは構成力が問われる、と落語教室の先生から聞いていたので6分に縮めることの重要性を痛感していました。
まず、この話で自分が一番アピールできるところというと「みたらし」ははずせません。噺家さんは(私がしない)艶話を入れて、あめ、みたらしで終わるパターンが多いのですが、私はこの噺の真髄は「こんなんやったらお父つぁん連れてこなかったらよかった」にあると思っているので「凧上げ」はやりたい。
「みたらし」「凧上げ」をちゃんとすると8分くらい。これを6分にまとめて尚かつ噺を面白くするには「みたらし」をフルで、「凧上げ」を省略してすることにしました。具体的には他人とぶつかるところ、糸を継ぎ足すところはなし。
そのためには新しく言葉を作らないといけません。ここを車の中の練習で何度も何度もやって言葉を決めていきました。6分バージョンは台本を作ってないので、私の頭の中にしかありません。
そんなわけで、構成のことを言っていただいて「もう大満足!」でした。
…推敲の大切さを実感。小説もこれくらいせなあかんわな。
この後、1部の方々の応援に回って、いったん宿に帰り荷物を置いて会場に戻りました。このとき、汗まみれの長じゅばんや肌襦袢はそのまま荷物につっこみ、白扇と手ぬぐいは荷物のいちばんそこに放り込んでいたのでした。。。
宿にいったんチェックインしてから会場入り(というかここまでの間にかなりの出来事がありましたが、それについては後日)。参加は51名(増減あり?)で会場は2会場に分かれていました。今回の出番は4番で開会と同時にスタンバイをせねばなりません。
前回とは会場、審査員の方も違います。審査は江戸落語の林家鉄平師と上方落語の林家竹丸師。
去年と同じく、私のフルネームをPRするマクラで、どよめきが聞こえて手ごたえを感じました。実はお客さんが少なかったのです。すぐ前の席には人はまばらで、後ろのほうはライトで見えにくい。でも、反応が返ってくるということは見てくださっている方は熱心に見てくださっている、それを実感しました。
ネタに入ると声がしんどくなった箇所があったものの思うとおりにできたこと、たくさん笑ってもらえたこと。
「終わった~」虚脱感の中に達成感が湧き上がりました。
この大会では演技後すぐに審査の方からの講評をいただけます。
まず、竹丸さんに「男の人をやっても違和感のない声、子どももよかった」という内容のことを、鉄平師には「よかったところとして子どもに嫌味がない、みたらしのところ、ネタの途中から入ってラストまでの構成がよくできていた、マクラからの入りもよかった」と私にとってこれ以上ないほめ言葉をいただき、この時点で私の「ちりとてちん杯」は完結していました。
こういうコンテストでは構成力が問われる、と落語教室の先生から聞いていたので6分に縮めることの重要性を痛感していました。
まず、この話で自分が一番アピールできるところというと「みたらし」ははずせません。噺家さんは(私がしない)艶話を入れて、あめ、みたらしで終わるパターンが多いのですが、私はこの噺の真髄は「こんなんやったらお父つぁん連れてこなかったらよかった」にあると思っているので「凧上げ」はやりたい。
「みたらし」「凧上げ」をちゃんとすると8分くらい。これを6分にまとめて尚かつ噺を面白くするには「みたらし」をフルで、「凧上げ」を省略してすることにしました。具体的には他人とぶつかるところ、糸を継ぎ足すところはなし。
そのためには新しく言葉を作らないといけません。ここを車の中の練習で何度も何度もやって言葉を決めていきました。6分バージョンは台本を作ってないので、私の頭の中にしかありません。
そんなわけで、構成のことを言っていただいて「もう大満足!」でした。
…推敲の大切さを実感。小説もこれくらいせなあかんわな。
この後、1部の方々の応援に回って、いったん宿に帰り荷物を置いて会場に戻りました。このとき、汗まみれの長じゅばんや肌襦袢はそのまま荷物につっこみ、白扇と手ぬぐいは荷物のいちばんそこに放り込んでいたのでした。。。