桜島 梅雨にござれば 傘さして
馬糞
満開の花の季節にぽつぽつと降りはじめた雨は、湿度
85%の長梅雨となった。
梅雨と言いながら、少しすぱい酸性雨である。
さらに降りかかってきたのは、万里の長城を越えてき
た大量の黄砂である。
黄砂性肺炎もあったという。
おまけに、南の台風3号と北のテポドンがたたみかけて
降ってきた。
《戦後還暦・非戦防衛の戦略》
戦中派の70代は言う。
「戦争はしちゃあいけないよ。それだけは忘れないで」
と。
だから国家が侵略されても耐えろというのか。
いかにも日本が悪いことをしたかのように言うのはや
めて欲しい。
戦争が嫌だというなら、戦争の挑発を受けない防衛の
努力が必要なのではないか。
民族の伝統とプライドを失わず、相手を屈服させる努
力をしなければならない。
まず、日本人が世界から尊敬される努力をすることだ。
日本国が、チャイナの無教養な中華思想を圧倒する高
い教養と国際貢献の努力をすることだ。
世界の尊敬と憧れの国となる努力をすることである。
かつての日本の武士道がブロードウェイでアメリカ人
の賞賛を受けたように。
では、そのような教育をしているか。
そのようなビジネスをしているか。
そのような国際政治をしているか。
今の若者を見て、世界の若者はすばらしいと思うだろ
うか。
日本のビジネスマンを見て、拍手を送るような行動を
とっているだろうか。
今の年寄りたちを見て、さすが日本の高齢者はすばら
しいと、尊敬してくれるだろうか。
平和外交とは、愛と智慧による国際貢献である。
尊敬されるような見識と自制心をもって礼儀正しく、
ユーモアをもって世界の人々の範となることである。
そのような努力なくして、金を払い、「話し合い」
をし、好意をしめしたところで、そんなものは平和の努
力ではない。
国家にも品格があり、徳が求められるということであ
る。
日本よ、戦力を超えるものは、愛なのである。
智慧なのである。
世界のために働こうとする誠意なのである。
その背景にある崇高な精神が問われるのである。
だから、自衛隊も、そのような教育と啓蒙活動と国際
貢献をこそ戦略として実践する行動部隊でなければなら
ない。
鍛えてこその愛と智慧である。
最高に尊敬される職業が自衛隊とならなければならな
いのである。
日本人よ、襟を正せ。
強くあれ。
愛と勇気と智慧をもって、誠実であれ。
世界の人々の尊敬を集める日本となる責任を負って、
60年の節目を迎えたいものである。
Bafun