初梅や 天上天下の 枝の先
中村 梅士 Baishi
昨日は、底なしの晴天に初梅が咲く、初春の慶事に恵
まれた。
今日は日曜日、冷たい曇り空である。
最高気温4.8℃に達したが空気が冷たい。
体温は35.9度の平熱に下がったが、鼻奥に痛みが
残っている。
気分もグルーミーである。
風邪戦さはまだ終わっていない。
寝込んでしまった先週とは違い、読書は出来そうだ。
本を読もう。
『秦の始皇帝の霊言~ 2100年中国・世界帝国への
戦略』(2017年11月刊)を読み返した。
どうも始皇帝のイメージがはっきりとしない。
万里の長城、焚書坑儒、兵馬俑の大墳墓、徐福伝説、
美女三千人を集めたと言う阿房宮など、今に伝わる独裁
者の象徴である。
2100年までに世界帝国を完成しようと言う習近平
の戦略を共同企画者のように見ている節がある。
もちろん、習近平はチンギスハーンであるから、チャ
イナのゴッドファーザーを自認する始皇帝霊にとっては
弟子筋ということであろうか。
頭脳は明晰であるが唯物論であり、焚書坑儒にみられ
るように宗教や哲学を危険と見做し、かつ、軽蔑する。
人民は飢えたイナゴの群れにしか見えないようである。
地獄の魔王なのであろう。
ケインズは始皇帝の転生だと指摘されているが、地獄
霊から切り離して天上部分の魂系列から生まれ変わるこ
とも可能だと言うから、特例的な転生なのだろう。
始皇帝は日本を取るに足りない「凡庸な国」と評した。
日本の政治の凡庸ぶりは誰が見てもわかるレベルであ
り、習近平もまともに扱おうとはしない。
安倍総理に向けられる軽蔑は敵対的軽蔑ではなく、政
治家としての凡庸に対する軽蔑である。
さもありなんと思う。
北朝鮮排除は必然としても、その後の半島統治はどう
するのかという問題は、チャイナが支配するしかないと
いう。
アメリカはイラクの失敗もあり、地上に何万もの兵員
を送り込む覚悟はない。
まして、人民軍と地上戦を演じることもしない。
日本は朝鮮に謝罪してばかりの立場であるから、半島
経営に人を送り込むなどできない。
韓国主導で入り込むなら、人民軍が好きにはさせない。
結局、人民軍が実効支配体制をとることになるだろう、
というのが始皇帝の読みである。
しかし、北朝鮮に人民軍を侵入させることは絶対にや
らせてはならないことである。
朝鮮戦争は、人民軍を徹底的に封じてこそ決着するか
らである。
南朝鮮軍にも侵入させてはならない。
人民軍を引き込む口実になるからである。
日本人としては不愉快であっても、朝鮮半島返還要求
と併合統治は必要なのである。
これはアジア防衛問題だからである。
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
New Asia Happiness Party