春衣の むずむずとして 五月晴れ
梅士 Baishi
明日から五月である。
寒い季節の普段着が蒸し暑く、脱皮を促す。
脱皮をすると、心もとなく肌寒い。
春というものは、暑さと寒さが同居している季節なの
だろう。
本をかき回して出てきた『ウォール街の闇』(PHP
2008年;堀川直人著) を読みかじり始めた。
世界経済を震撼させたサブプライムローン問題のから
くりと拝金主義の闇を解説し、対策を論じている。
拝金主義というと、共和党候補ロムニーのマインドで
ある。
その中心地、ウォール街に、鴨ネギの日本マネーが集
まって、たわいもなく騙されているという。
サブプライムローンとは、信用リスクの高い低所得層
に三年間の低金利という導入の仕掛けをし、住宅価格が
値上がりし続ければ、なんとかデフォルトをさけること
も可能だろうという無責任な住宅ローンのことである。
アメリカンドリームとは、億万長者になるという少数
者の夢もあるが、大衆的にはマイホームを持つことなの
だそうである。
そのアメリカンドリームの鍵が、住宅ローンなのであ
る。
因みに、ジャパニーズドリームとは、新産業を起こし、
日本を新文明の発祥の地として恥じない繁栄を実現する
ことである。
ところが、アメリカンドリームは騙しのテクニックに
変質した。
サブプライムローンはまさにそれだった。
世界中を騙した手口がアメリカンな悪夢だった。
拝金主義の金融拠点ウォール街を蟻地獄化した稀に見
る金融詐欺の恐慌だった。
著者は結論として、倫理性をもった金融資本主義のモ
デルを日本に作れという。
そのためには、「ゆとり教育(生涯教育)」という愚
民化教育を止め、数学教育、外国語教育、愛国心教育を
進めるべきだと。
魅力ある投資税制、永住権を含む人材招致のインフラ
整備も必要だと。
さらに、日本人の若者に覇気をとりもどすためにも、
自立国家日本を目指すべきであり、憲法9条を取り去るべ
きであるとしている。
拝金主義ロムニー候補対マイノリティー報復のオバマ
の大統領選挙戦構造を見ても、アメリカには新文明を発
展すべき形質が失われていると言わざるを得ない。
ウォール街にはIQ200以上金融レプがうようよといる
という。
詐欺的なIQ、または倫理なきIQであるならば、NYはIQ汚
染地帯である。
倫理なき経済は自己矛盾である。
信仰なき倫理もまた、自己矛盾である。
新文明とは正しい信仰の上に築かれる経済繁栄でなけれ
ばならない。
幸福の科学とは、世界人類を闇から救う新文明の遺伝
子であり、まさに福音にほかならない。
ならば自らも、幸福と繁栄を体現する必要があろう。
世界伝道の拠点作りにつながるビジネスモデルも必要
である。
もはや、内需拡大型の国内伝道よりは、輸出型海外伝
道に力を入れるべきでもある。
英語、ロシア語、タイ語、インドネシア語などを、信
仰の下に統合したいものだ。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi