虹渡る 七色集い 雨の花
馬糞 Bafun
紫陽花というのは、俳句には詠みにくい。
かつて、シヨウバナと読ませたこともあるが、雨と七
色の天の光をイメージして「天の花」と洒落てみた。
時に「雨の花」でもよい。
紫陽花は雨と光が大好きな七色の花である。
我が家の紫陽花は小ぶりでぽつぽつとしているが、間
近に見るには十分だ。
その隣には、天まで届くような勢いで背が伸びた鬼ユ
リがいる。
その生長エネルギーはすごいものだと感心する。
どこまで伸びのかと思っていたら、花の形が現れた。
どこかで種を拾ってきてのかもしれないが、勝手に生
長したユリである。
どんな花を開くの楽しみだ。
青年たちにもまた、育てる楽しみにチャレンジして欲
しいと思う。
技術でもいい。
夢でもいい。
会社でもいい。
わが子でも良いのだ。
育てるということが、発展する社会の生き甲斐である。
Bafun