Deep Purple - Mistreated 1974 Live Video Sound HQ
David Coverdale、1951年9月22日生まれ、イングランドのノースヨークシャー州出身。1973年にディープ・パープルのオーディションに参加。ビートルズの「イエスタディ」を歌ったところ、リッチーに気に入られて合格。それまでは、ブティックの店員をしながら、アマチュア・バンドをやっていたらしい。
バンドサイドはポール・ロジャースっぽいヴォーカリストを求めていて、実際にポール・ロジャースにもアプローチしたみたいですが、結局はオーディションで決定したんですね。
アマチュア・シンガーが、いきなり世界のトップ・バンドのリード・ヴォーカリストとなったんですからすごいことです。
シンデレラ・ボーイというのはまさにこういうことなのでしょう。
新メンバーとして、デイヴィッドとグレン・ヒューズを入れて録音した「Burn」はファンに好評となり、そして1974年のカリフォルニア・ジャムでは、見事なパフォーマンスを披露します。
以上、デイヴィッドのデビュー時の簡単な説明をさせていただきました。
現在、このブログではカンタベリー・ロック特集をやっていますが、デヴィカヴァ特集も少しづつやっていきたいと思います。
なぜかというと、私はホワイトスネイクの全スタジオアルバムをCDで所有しているからです。
こんなにCDを持っているのに、ちゃんと振り返らないなんてもったいないと考えたわけですね。
ホワイトスネイクは最初から好きだったわけではありません。最初はディープ・パープルの残党が地味にやっているなあっていう感想でした。
でも、自分が参加した学生バンドで、「フール・フォア・ユア・ラヴィング」を演奏したことをきっかけに好きになります。
彼のヴォーカルの低音の良さに気づいてしまったのです。
で、まずは、デビュー作である「Burn」から、1曲だけ、「Mistreated 」を取り上げます。
なぜ、この曲を取り上げる気になったかというと、このアルバムにおいて他のヴォーカル入りの曲はグレンとのツイン・ヴォーカルばかりなのです。
グレンが歌いたがったのか、それともバンドの総意なのか、それともマネジメント側の指示なのかわかりませんが、結果としてツイン・ヴォーカルがバンドの「売り」になりました。(日本ではクリスタルキングがいましたねー。)
デイヴィッドが一人で歌っている作品は何とこの曲だけなのです(バッキングでグレンの声がはいっているかもしれませんが・・・)。
当時、デイヴィッドとしては、複雑だったのではないかと想像します。
ツイン・ヴォーカルの曲はグレンの歌が入らないと曲として完成しないからです。自分だけで完成する曲が1曲だけなんて・・・って感じでしょうか。
近年、ホワイトスネイクで、デイヴィッドは「Burn」のカヴァーをしていますが、実に不自然な印象がぬぐえません。やはり名曲であっても、彼だけでは、曲が中途半端になってしまうような・・・(でも共演しないんですよねー)。
その点、この曲はデイヴィッド一人で完結できる曲です。
リッチーとの共作ではありますが、リッチーがいなくてもオッケー。
さて、まずは、彼が採用されるきっかけとなったポール・ロジャースとの比較をしてみたいと思います。
共通点はブルージーな歌唱法、そして籠ったような声の質。
でも、ポールの方がブルース臭さが強いですね。陽の部分が少ない。
デイヴィッドは陽の部分、つまり明るい部分があります。そして、クセがポールほどなく、ストレートな歌い方もできます。要はデイヴィッドの方が幅広い音楽性に合わせることができるという感じでしょうか?まあ、あくまで私の私見です。
で、今回とりあげた「Mistreated」です。
まるで、演歌のような男の嘆きを歌っている歌詞ですね。
女性に打ちのめされた・・・ひどく扱われてしまった、傷ついてしまったというようなすごく感傷的な内容。
そんな歌詞が、シンプルだけど、ドラマティックなリッチー・ブラックモアのギターの上に乗っかるという曲です。
パワーバラードで、激情的な歌唱が印象に残ります。
やっぱり、ポール・ロジャースとちがって、アタックの強い声でハードロック向きです。実に力強さと情念を感じる名曲に仕上がっていますね。
ちなみに、リッチーもこの曲がお気に入りです。ギター・ソロではものすごく弾きまくってます。レインボーでは、ディオに歌わせているし。
ともあれ、この曲で、デイヴィッドはハードな曲だけでなく、しっとりとした曲にも対応できる味のあるタイプのヴォーカリストとして、存在を世に知らしめたといっていいでしょう。
それにしても、デイヴィッドはパープルの3枚のスタジオ・アルバムに参加しているんですが、どの作品も緻密なマーケティングに基づいた売れる作品になっています。まだ若かった彼にとって貴重な体験になっただろうし、すごいプレッシャーになったでしょう。嫌なこともあったと思います。
それが、バンド解散後のソロ作品で反動となって表れたような気がするんですが・・・。
次回は、「Stormbringer」です。
そうですよね。オンタイムだったと思います。
当時、低評価を与えたマスメディアや評論家がいたとは信じられないですが、当時は批評家が偉そうにしてた時代でしたからね。
パープルは1stからカム・テイスト・ザ・バンドまで聴き直すと新たな発見があると思います。
おお、デビカバの歴史をたどるのにお付き合いしてくれるんですね(笑)。
うれしいですけど、パープル解散後が地味なので、どう思われるかな?
聴きこむとその地味なところに味を感じたりします。
ヴォーカリストを二人採用したのは、いろんな事情があったのかもしれません。
たぶん、イアン・ギラン的な声が必要なら、グレンだけでよかったと思うのですが、ポール・ロジャースっぽい声を欲してたようですね。
そこはバンドの戦略的なところなのかもしれません。新しい音を求めてたということなんでしょうね。
「Burn」はデイヴィッド・カヴァーデル、グレン・ヒューズと2人のVoを迎えて製作された第三期DEEP PURPLEの1作目にして名盤でした。
A面は今までのDEEP PURPLEなヘヴィでハードなナンバーが並び、B面では実験的な今までになかったような楽曲が並んでいるのが特徴かと思います。
スタートの「Burn」は色あせる事なきロックアンセムでリフやVoのシャウト共々素晴らしく、これぞDEEP PURPLEだと思います。
個人的にお気に入りは「You Fool No One」「Mistreated」かな。
2人のVoが本当にカッコいいですね。
後者は、初期RAINBOWのライヴでも定番の曲でした。
blackmore1207さんは、レインボーかディープ・パープルが好きなんだとは思ってました。名前についていますからね(笑)。
このアルバムでは、「Mistreated」だけが、デイヴィッドの単独ヴォーカルというのは、意外とみんな気づいていないかもです。
カンタベリーロックは全くよく分かりませんが、デビカバだったら大好きです!
この曲はデヴィッドの独壇場ですよね。
私の情報だと、もともとデヴィッドはグレンのサポートヴォーカリストという立ち位置で加入したようですが、全くそんなことはなく、めちゃめちゃブルーアイドソウル的なヴォーカリストに大成しました。
私的には金切り声のグレンより、断然デヴィッドの太い声が大好きです。
デイヴィッドのへのコメントありがとうございます。
基本的には240さんはアメリカン・ロック派で、私がブリティッシュ・ロック、ヨーロッパ・ロック派だと思うのですが、共通する好みがあってうれしい限りです。そうですね、ブルージーというか、ブルーアイドソウル的な男の色気があるヴォーカリストです。ゆったりとした曲の中に、その魅力が発揮されることがあるので、そのへんもこれから紹介したいと思います。