「アグロステンマ」Agrostemma githago が咲き揃っています、初夏の風が、吹き渡ります。
最近、都市<エレサレム>が、ニュースを賑わしていましたので、此の都市名から或る花を思い出しました。
この時季に咲く花「エレサレム・セージ」です、黄色のシソ科の花です。
各国が、自分の国の首都と主張しているので、<エレサレム>の命名に何有ると有ると思ったのですが ・ ・ ・
其の由来を知ることが出来ず、勝手に想像してみました。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地として、イスラエル、パレスチナ自治政府が
各々、自分の国の首都だとしていますので、以下の想像も無理なのですが
エレサレムを首都だと主張するイスラエルの国旗の図柄が、 ”星型” なのと、此の花の萼の形も "星型"
で似ているからと ・ ・ ・ イスラエルの国旗の図柄のみでは、不公平なので、「フロミス・フルティコサ」が無難ですか
<エルサレムセージ」>
細かく分枝した茎を囲むように、鮮やかな黄色い筒状花が、輪生します、レモンの香りがします。
白い毛が、密生した葉は、楕円形で互生します、葉は、灰緑色で、縁は、銀白色で縁取りします。
花冠は、唇型に裂けています、「セージ」の名前が、付きますが、香辛料の「セージ」が
サルビア属に対してフロミス属なので、所謂「セージ」ではなく、別の植物になります。
学名 Phlomis fruticosa は、ギリシャ語の Phlogos (火炎)に因るとか
花の形が、火が燃え盛る様子を著わしているのか、Fruticosa は、低木を意味するようです。
葉や花が、サルビア属の「セージ」の「サルビア・オフィシナリス」Salvia officinalis に似ているので
「セージ」の名前が付いたとのことですが
「エレサレムセージ」は、フロミス(オオキセワタ)属なので「セージ」とは、別種です。
シソ科、フロミス属、常緑低木、地中海沿岸、中央アジア原産、学名 Phlomis fruticosa
英名 Jerusalem sage、別名(学名から)「フロミス・フルティコーサ」、「キバナキセワタ」(黄花被綿)