花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

白さが眩しい「サギソウ」と「フウラン」

2021-08-05 | 植物 花

今回は、夏のラン科の花「フウラン(風蘭)」と「サギソウ(鷺草)」の花です。

以前の記事に「フウラン」と「フウチソウ」を載せたので、今回は、「サギソウ」の追加です。

         <「フウラン」(風蘭)>

日本が原産の<養生種>の「蘭」です、よい香りで人気が有ります。

他には、中国、朝鮮半島にも自生している様です。

野生種は、絶滅危惧種に指定されているとか、貴重な「蘭」です。

<養生種>とは、樹木や枝に根で張り付く種類の「蘭」のことです。

空中に根が、露出していることもあります。

「フウキラン(富貴蘭)」の名前で江戸時代から多く栽育したとか

今では、多くの園芸種が作出していて、100種以上が見られる由

肉厚で堅い葉の付け根から花茎を伸ばして、白い花を咲かせます。

五弁の倒卵形の花弁が反り返り、唇形の花弁が前に突出ます。

亦、長い管の<距(きょ)>が、後ろの方に伸びて面白い形の花二なります。

花が、同じ方向に向いて咲くのも面白い物です。

ラン科、フウラン属、半耐寒性多年草、学名   Neofinetia falcata=Vanda falcata、別名「フウキラン」(富貴蘭)



 

       <「フウチソウ」(風知草)>

僅かな風に揺れる風情が、昔から親しまれた様です。

数枚の長さ15CM位の細長い葉が、多数の茎に着き垂れ下がります。

付け根の所で、葉が、ねじ曲り裏が表になり、表が裏になるので

濃い緑色で光沢が在る裏が、表になって輝きます、葉の表は白色で

すが、裏側になっているので、裏葉の緑色のみが目に付きます。

秋には、小さな小さな穂が出ます。

イネ科、ウラハグサ属、多年草、日本固有種

学名   Hakonechloa macra、別名「ウラハグサ」(裏葉草)

、<Hakone>は、<箱根>で、箱根地方に多く自生していたからとか

<Chloa>は、ギリシャ語で<草>の意味とのこと

亦、<Macra>は、<長い>意味で、”箱根の長い葉” の意味になる由。

 

ーーー 以上、過去の載せた記事を少し添削したものです。 ーーー

今日は、過去に載せた「フウラン」に加えて「サギソウ」の追加です。

<「サギソウ」鷺草>

地元から5~6枚の細長い葉を出して、中心から茎を伸ばした先端に5輪ほどの白い花を咲かせます。

3つに裂けた花弁の先端には、多数の深い切れ目が在り、其の形が、白鷺を思い起させるので、「鷺草」の名前になった由

花から黄緑色の筒状のものが下垂してますが、花弁の一部が、突き出たものとか

此処に蜜が在るので、昆虫が集まり、花粉を撒き散らす絶好の仕組みとのことです。

ラン科、ミズトンボ(ハベナリア)属、耐寒性球根、日本、朝鮮半島に分布

学名   Pecteilis radiata=Habenaria radiata



白鷺が、飛んでいる様に見えたでしょうか

<過去の記事の再掲載です>

夏、ピンク色


ピンク色が、眩しい「アサヒカズラ」(朝日葛)の花です。名前の由来が、”朝日を連想させる” からとか、然も有ろうかと思います。花弁の様に見えるのは、萼が、ピンクに色着いた......

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