花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

「マンデヴィラ」の咲く季節

2021-08-01 | 植物 花

近くの国定公園に在る滝です、涼しい滝風を浴びて、涼んで下さい。

 

「マンデヴィラ」が、咲き続けます、清涼感が漂います、夏の花です。

白色の原種で「サマードレス」の名前で人気があります。

「マンデビラ(マンデヴィラ)」Mandevilla spp.) には、品種や其の交雑種で100種位有るとのこと

なかでも、「マンデビラ・アモイナ」M. × amoena、「マンデビラ・サンデリ」M.sanderi)等を基にした

交雑種が、多く視られますが、此の「マンデビラ・ボリビエンシス」が、色、形とも清楚な感 じがします。

純白で、中心の喉辺が黄色、花弁が五枚で、先端が大きく開きます、アモイナ種より花が小さいのが特徴です。

濃緑色の葉も、白い花をよく引き立てます。

キョウチクトウ科、チリソケイ(マンデビラ)属、非耐寒性蔓性多年草、旧属名 デプラデニア、メキシコ、南米原産

学名 Mandevilla boliviensis英名 White dipladenia

 別名 「ホワイトディブラデニア」、「サマードレス」

他にも、色の違うもの、花の形が違うもの等が多種視られます。

 

園芸種には「マンデヴィラ・アモエナ ´ローズジャイアント`」M.× amoena ´Alice du Pont`)=下段左

「マンデヴィラ・アモエナ ´ホワイトデライト`」M. × amoena ´White Delight)=上段左

「マンデヴィラ・アモエナ ´ルビースター`」 M.× amoena ´Ruby Star`)=下段右 等が有りました。

八重の花も ・ ・ ・ “パッフェ” =上段右 の名前が付いていました。

下図は、其の園芸種の数々です、「ボリビエンシス」に比べて色鮮やかで華やかな雰囲気です。


過去の記事の再掲載です、”花火” をお楽しみ下さい。

”花火3題” とした記事です。

花火を思い起こさせる花達です、「ポンポンアザミ」、「センニチソウ’ハナビ’」、「ヒメカヤツリ」の花です。

各々、流通名や別名に ”花火”  の名前が付いています。 

<「ポンポンアザミ」(カンプロクリニウム・マクロケファルム)>

此の「ポンポンアザミ」が、別名で「カオリアザミ」(香り薊)とか「モモイロハナビ」(桃色花火)の

名前が、付いているのだと思っていましたが、間違って覚えていたようです。

花の姿は、似てはいますが、学名が Vernonia glabra var.glabra /Wild heliotrope(ヴァーノニア・グラブラ)が

「香り薊」、「桃色花火」とのこと、「ヴァーノニア・グラブラ」の方が、香りが強いので

英名からも、この方が、「カオリアザミ」にしてると思います。

しかし、今更ですので、”花火” により似た「ポンポンアザミ」を

載せて、”花火を思い起こさせる花達” とします。

多数の筒状花が、一斉に開く様は、”花火” の炸裂を思わせます。

尚、愛知県では、侵略外来種と指定して、栽培、移動を禁止しているとのこと

キク科、カンプロクリニウム属、耐寒性多年草、南アフリカ原産、学名  Campuloclinium macrocephalum

 英名 Pompom weed、Pompom bossie 、別名「カンプロクリニウム」


夜空に打ち上げ花火が弾けます。

 

似た花の学名  Vernonia glabra var.glabra/Wild heliotrope 、「カオリアザミ」(香り薊)

 ヒユ科、センニチコウ属、熱帯アメリカ原産、非耐寒性一年草の「センニチコウ」(千日紅)Gomphrena globosa

/Globe amaranth にも”花火" の名前が付いた種類が、有ります。

「センイチコウ ’ファイヤーワークス’ 」(千日紅 花火)です。

「千日紅」は、夏から秋後半に掛けて、花期が長く、充分愉しめる花ですが

此の ’ファイヤーワークス’ は、花の形が、少し違っていて、将に ”花火” の姿です。

更に、「センニチコウ」に似た<「センニチコボウ」(千日小坊)Alternanthera porrigens

ヒユ科、ツルノゲイトウ(アルテルナンテラ)属>の一種で

「千紅花火」(Alternanthera porrigens Var.porrigens)の名前が付いたものも有ります。

〝線香花火” に準えた命名でしょうか、線香花火の様に小さな ”花火” です。

 「千日紅 花火」線香線香花火です。

 

 最後の” 花火” は、「ヒメカヤツリ」です。

別名「ミズハナビ」、沼や田に生育、散房花序が分枝して、多数の枝を出し、枝の先端に掌状に着けます。

此の姿が、”線香花火” の様に見えるので「ミズハナビ」(水花火)の名前が付いた由

緑色の穂が、次第に褐色に変色して実が熟します。

カヤツリグサ科、カヤツリグサ属、一年草、日本全域に分布、学名 Cyperus tenuispica 


 他にもヒベリヒユ科の「レウイシア」(岩花火)、「クサハナビ」、アジサイ科の「墨田の花火」等が有ります。


この記事についてブログを書く
« 「エンジェルウィング」”天使... | トップ | 白さが眩しい「サギソウ」と... »