花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

”秋の「アマリリス」”

2018-09-11 | 植物 花

アオイ科の花の雄蘂と雌蘂

多数の黄色い花糸を着けた雄蘂の先端に、花弁と同色の横を向いた雌蘂の頭柱が面白い形をしています。

「アメリカフヨウ」の雄蘂と雌蘂です、アオイ科の花の特徴です。

 

<前回に載せたアオイ科の花の追加>

「芙蓉」の仲間の ”小さな芙蓉”「ヤノネボンテンカ」(矢の根梵天花)も今が盛りです。

「アメリカフヨウ」に比べると小さな花径(5cm位)です。

弓矢の<矢尻>の様な形の葉で、「梵天花」Urena lobata var.sinuata に似ている故の命名とか

アオイ科、ヤノネボンテン属、常緑低木、南アメリカ原産、学名 Pavonia hastata

英名 pink pavonia 別名「タカサゴフヨウ」(高砂芙蓉)

 

” 秋咲きの「アマリリス」” 、「ベラドンナ リリー」 です。

50cm 以上に伸びる花茎の先端に筒状の花を咲かせます。

花弁が大きく開き、「百合」の花に似ています、花色は、白、ピンク、赤が有ります。

開花期には、葉が出ず、花後に艶の有る肉厚の葉が出て越冬します。

花の姿は、同じヒガンバナ科の「ネリネ」(ダイヤモンド リリー)Nerine Hybrids

「アマクリナム」Amarcrinum memoria-corsii に似ています。

以前は、春に咲く「アマリリス」と同じアマリリスに属していたが

現在は、「アマリリス」は、ヒッペアストラム属に移行したとか

ヒガンバナ科、アマリリス(ブルンスビギア)属、半耐寒性球根、南アフリカ原産、学名 Amaryllis belladonna

英名 belladonna lily、別名「ホンアマリリス」、「ネキッドレディー」

*「ホンアマリリス」は、アマリリス属の ”本当の「アマリリス」” の意味を著して

「ネキッドレディー」は、<naked  lady> で葉が出る前に、花が咲くので、衣服に覆われていない裸の淑女の意味とか

ヒッペアストルム属の春に咲く「アマリリス」=上図

秋に咲くアマリリス属の「ベラドンナ リリー」=下図



唯、ヒッペアストルム属の「アマリリス」ですが、秋に咲く「シロスジアマリリス」(白筋アマリリス)

Hippeastrum reticulatum var.striatifolium、ブラジル原産が有りますので、載せておきます。

<各画像は、クリックで拡大表示します>


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