「野ブドウ」(野葡萄)が紺碧色の実を着けています。
ヒガンバナ科の総称「リコリス」の花の中から、6種を挙げてみます、皆、此の季節の花々です。
「ナツズイセン」、「シロバナヒガンバナ」、「ショウキズイセン」、「ハマユウ」、「インドハマユウ」、「ネリネ」です。
「ナツズイセン」(夏水仙)
花茎が伸びて、茎の頂の散形花序に淡いピンクの「ユリ」に似た花が咲くと、葉が無くなります。
名前の由来が、”夏の花で、葉が「スイセン」(水仙)に似ている” からとのことですが、葉が、視れないのが残念です。
ピンク一色ではなく、淡い紫色が混ざるのも、夏に涼しさを醸し出しています。
ヒガンバナ科、ヒガンバナ(リコリス)属、球根多年草、中国原産、学名 Lycoris squamigera、英名 Reserrection lily
別名「ハダカユリ」、「ケイセイバナ」、「ツツラ」、「リコリス・スクアミゲラ」
「シロバナマンジュシャゲ」(白花曼珠沙華)も咲いています。
赤い花の「ヒガンバナ」(彼岸花)は、多く視ますが、白色の
「ヒガンバナ」「白色彼岸花、白色曼珠沙華」も
視ることが有ります、白色と言っても純白ではなく、淡いピンクや
淡い黄色の筋が入ります。
「ヒガンバナ」(Lycoris radiata)と「ショウキラン」の
自然交雑種とのことです。
「ヒガンバナ」の花弁より反り返りが少なく、「ショウキラン」より
花弁の縁のフリルが緩い特徴が有ります。
花期に、葉がないのも、上載の「ナツズズイセン」と同じです。
外側花弁が3枚、内側が3枚、雄蘂6本、雌蘂1本、
花被片から突出ます。
ヒガンバナ科、ヒガンバナ(リコリス)属、耐寒性球根、中国原産、
学名 Lycoris albiflora
(*)日本で視られる「シロバナヒガンバナ」は、中国から入ってきたも
ののようです、別名「シロバナヒガンバナ」(白花彼岸花)、「リコリス・アルビフロラ」
「シロバナヒガンバナ」の交雑の相手の一つとされている「ショウキズイセン」(鍾馗水仙)も咲き始めています。
散形花序に、4~8個の花を咲かせます。
「ヒガンバナ」より大き目の花「ショキズイセン」は、黄色い花被片6枚、おしべ雌蘂が突出る様子は
他の「リコリス」類と同じです、花被片(花弁)の縁が、波打っている様子が、鍾馗様の髭に喩えて
<鍾馗>の名前が付いた由、立派な髭だったのかと ・ ・ ・ 金色ではないと思いますが
ヒガンバナ科、リコリス(ヒガンバナ)属、耐寒性球根多年草、中国原産、学名 Lycoris aurea
英名 Golden spider lily、別名「ショウキラン」(鍾馗蘭)、「リコリス オーレア」
尚、「ショウキラン」と同じ名前の、ラン科の「ショウキラン」Yoania japonica も有りますが、別の植物です。
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