花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

ヒガンバナ科(1)

2017-09-21 | 植物 花

「野ブドウ」(野葡萄)が紺碧色の実を着けています。

 

ヒガンバナ科の総称「リコリス」の花の中から、6種を挙げてみます、皆、此の季節の花々です。

「ナツズイセン」、「シロバナヒガンバナ」、「ショウキズイセン」、「ハマユウ」、「インドハマユウ」、「ネリネ」です。

「ナツズイセン」(夏水仙)

花茎が伸びて、茎の頂の散形花序に淡いピンクの「ユリ」に似た花が咲くと、葉が無くなります。

名前の由来が、”夏の花で、葉が「スイセン」(水仙)に似ている” からとのことですが、葉が、視れないのが残念です。

ピンク一色ではなく、淡い紫色が混ざるのも、夏に涼しさを醸し出しています。

ヒガンバナ科、ヒガンバナ(リコリス)属、球根多年草、中国原産、学名 Lycoris squamigera、英名 Reserrection lily

別名「ハダカユリ」、「ケイセイバナ」、「ツツラ」、「リコリス・スクアミゲラ」

 亀吉
 

「シロバナマンジュシャゲ」(白花曼珠沙華)も咲いています。

 

 

赤い花の「ヒガンバナ」(彼岸花)は、多く視ますが、白色の

「ヒガンバナ」「白色彼岸花、白色曼珠沙華」も

視ることが有ります、白色と言っても純白ではなく、淡いピンクや

淡い黄色の筋が入ります。

「ヒガンバナ」(Lycoris radiata)と「ショウキラン」の

自然交雑種とのことです。

「ヒガンバナ」の花弁より反り返りが少なく、「ショウキラン」より

花弁の縁のフリルが緩い特徴が有ります。

花期に、葉がないのも、上載の「ナツズズイセン」と同じです。

外側花弁が3枚、内側が3枚、雄蘂6本、雌蘂1本、

花被片から突出ます。

ヒガンバナ科、ヒガンバナ(リコリス)属、耐寒性球根、中国原産、

学名 Lycoris albiflora

(*)日本で視られる「シロバナヒガンバナ」は、中国から入ってきたも

ののようです、別名「シロバナヒガンバナ」(白花彼岸花)、「リコリス・アルビフロラ」

「シロバナヒガンバナ」の交雑の相手の一つとされている「ショウキズイセン」(鍾馗水仙)も咲き始めています。

散形花序に、4~8個の花を咲かせます。

「ヒガンバナ」より大き目の花「ショキズイセン」は、黄色い花被片6枚、おしべ雌蘂が突出る様子は

他の「リコリス」類と同じです、花被片(花弁)の縁が、波打っている様子が、鍾馗様の髭に喩えて

<鍾馗>の名前が付いた由、立派な髭だったのかと ・ ・ ・ 金色ではないと思いますが

ヒガンバナ科、リコリス(ヒガンバナ)属、耐寒性球根多年草、中国原産、学名 Lycoris aurea

英名 Golden spider lily、別名「ショウキラン」(鍾馗蘭)、「リコリス オーレア」

尚、「ショウキラン」と同じ名前の、ラン科の「ショウキラン」Yoania japonica も有りますが、別の植物です。

 

<各画像は、クリックで拡大表示します>


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