今日は、”冬のヒガンバナ科の花” と題して、「ユーチャリス」と「スノードロップ」の花を挙げてみました。
<「ユーチャリス」Euccharis>
冬、「ユーチャリス」(「アマゾンリリー」)の花を室内で咲かせます。
露地では、秋が、開花期の「ユーチャリス」ですが、冬、室内で育てることができ,、冬の室内を明るく彩ります.
「リリー」の名前が付いていますが、ユリ科の花ではなく
ヒガンバナ科の「ヒガンバナ」(彼岸花)に「スパイダーリリー」の名前が
亦、「ネリネ」に「ダイヤモンドリリー」の名前が付いているのと同じです。
寒い此の時期は、室内で栽育しますが、純白で芳香が有ので人気が有る花です。
切り花やブーケとしても知られています。
亦、下向きに咲く花径5~6CMの花の形状が、「水仙」に似ているので親しみも増します。
花茎の先端に5から6個の花を散形花序に着けます。
6枚の花被片からなり、6個の雄蘂の下部が、連なって杯状になので「水仙」の花の姿に似ています。
此の “杯” の色は、淡い黄緑色で、純白と黄緑色の対比も素晴らしいものです。
品種としては、10種位 有る様ですが、「ユーチャリス・グランディフローラ」が、多く出回っています。
「ギボウシ」の葉に似た幅広の大きな葉と「水仙」の花に似た花を咲かせるので
別名に「ギボウシズイセン」(擬宝珠水仙)の名前が、付いています。
「ユーチャリス」の名前の由来は、ギリシャ語の<エウノ> ”人目を引く” からとか、美しいからですか
ヒガンバナ科、ユーチャリス属、南米アンデス地方原産、非耐寒性球根、学名 Eucharis × grandiflora
別名「アマゾンリリー」Amazon lily 「ギボウシズイセン」(擬宝珠水仙)
雄蘂が、連結して立ち上がるので、カップ状になります。
葉の大きさに対して、花が、小さいのが、特徴です。
<「スノードロップ」>
”春告げ花”「スノードロップ」が、春の到来の近いことを告げているようです。
”雪の雫” の様な<耳飾り>に似た白い花が、一輪、滴るように、下向きに咲かせます、可憐な姿です。
「スノードロップ」Galanthus spp. は、15品種位有る様でが、G. nivalis や G .elwesii が、主なものです。
花弁の内側に、緑色のハートの模様が着いていて、可憐さを引き立てます。
ヒガンバナ科、ガランサス属、耐寒性球根、東ヨーロッパ原産、英名 Common snowdrop
別名「ガランサス」、「ユキノハナ」(雪の花)
淡い緑色をしたハート型の模様が、キュートな感じを醸します。
<各画像は、クリックで拡大表示します>
過去に ”冬、青い実” と題して載せた記事です。
冬、青い実(2)
”冬、青い実 (2)” は、「カクレミノ」(隠れ蓑)、「シャリンバイ」(車輪梅)「ビバーナム」の実です、熟す段階で<青色>とは言えない色合いも有りますが<「カクレミノ......