「パンパスグラス」の開花が、夏の終わりを告げます、秋の風が吹き抜ける季節も間近です。
今が盛りのキョウチクトウ科の花を2種載せてみました。
「キバナキョウチクトウ」(黄花夾竹桃)、「ニチニチソウ」(日日草)です。
<「キバナキョウチクトウ」>
普段よく見掛ける「キョウチクトウ」とは、趣を異にした黄色い漏斗状の花で、前開しないのが特徴です。
「キョウチクトウ」、別名「セイヨウキョウチクトウ」(西洋夾竹桃)Nerium oleanderとは別種になります。
五弁の花には、芳香が有り、葉は、細長く光沢が有ります。
キョウチクトウ科、キバナキョウチクトウ(テベティア)属、ペルー原産、半耐寒性落葉低木
学名 Thevetia peruviana 、英名 yellow oleander
「キョウチクトウ」も下図の様な淡い黄色い花を咲かせます。
以下の「ニチニチソウ」(日々草)は、昨年の記事からの抜粋です、再度のせました。
花の少ない夏に、存在感が増す「ニチニチソウ」です。
多く目にするのは、下図の様な品種ですが、今日は、チョット風変わりな「ニチニチソウ」にしました。
名前からして、元気を貰えるような気がします、他にキク科の「百日草」、ミソハギ科の「百日紅」
ヒユ科の「センニチコウ」(千日紅)等、”日” の付く名前の花も有ります。
どの花も開花期間が、長いことを著わしています。
花径4cm位で、花弁は、5裂します、花色は、白、ピンク、赤、赤紫色と多彩です。
キョウチクトウ科、ニチニチソウ属、一年(多年)草、マダカスカル原産、学名 Catharanthus roseus
英名 Madagascar periwinkle 、別名「ニチニチカ」、「ビンカ」(*)
(*)尚、「ビンカ」は、「ツルニチニチソウ」(蔓日々草)の学名<Vinca minor、Vinca major>ですので
正確には、「ビンカ」は、「ツルニチニチソウ」を指すようです。
Catharamthus reseus の 改良種 の 風車型の花です、色形が、独特で面白いものです。
下図は、ビンカ属の「ツルニチニチソウ」(蔓日々草)Vinca minor,Vinca major/Big leaf periwinkle
Minor は、Major より花径が、小さい花(左図) Major は、花径が、大きい花(右図)
下図は、キク科の「ヒャクニチソウ」(百日草)が、「日々草」と「百日草の名前の対比が、面白いので載せてみます。
披針形の葉の「ホソバヒャクニチソウ」(細葉百日草)Zinnia linearis です、草丈も短く小さい花ですが
絨毯状に広がって、長い期間愉しめます、「百日草」の ”暑苦しさ” は無く、一重で清楚な感じの花です。
<各画像は、クリックで拡大表示します>