花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

今、キク科の花(1)

2020-06-19 | 植物 花

キク科の花、「アーティチューク」、「エキニプス」、「ドイツアザミ」を挙げました。

「アーティチョーク」

同じキク科の「カルドン」に似た花を咲かせますが、重り合った萼には棘が無く、先端が、滑らかです。

野生の「カルドン」の改良種とのこと、蕾、茎を食用にすることで知られています。

特に、ヨーロッパでは、食材として多く利用されているようです。

キク科、チョウセンアザミ属、耐寒性多年草、地中海沿岸原産、学名 Cynara scolymus

英名 Artichoke、Globe artichoke、別名「チョウセンアザミ」(朝鮮薊)


下図は、 料理に使う蕾、葉も「カルドン」の葉に比べれば滑らかな表面です。

因みに、下図は、来月頃から開花する「カルドン」です ・ ・ ・ 次回に挙げる予定

葉は、「アーティチョク」に比べて刺々しく野性的な漢字です。

「エキノプス」

茎の先端に、筒状の小花を多数集めて、手毬の様な球状の花になります。

多くの種類が有る中で、リトロ種の「エキノプス・リトロ」、別名「ルリタマアザミ」(瑠璃玉薊)が

多く栽培されています、葉が、「薊」に似て、棘が有り、花色が、瑠璃色なので此の名前が付いた由

近縁種には、九州に自生する「ヒゴタイ」(肥後体)Echinops setifer が有ります。

「エキノプス」とは、ギリシャ語で<ハリネズミ>の意味とか

キク科、ヒゴタイ(エキノプス)属、耐寒性多年草、ヨーロッパ、西アジア原産

学名 Echinops ritro、英名 Small Globe ThistleBlue Ball、別名「ルリタマアザミ」(瑠璃玉薊)

 

廃屋と「瑠璃玉薊」

尚、「エキノプシス」に似た花でセリ科の「エリンジウム」(マツカサアザミ / 松笠薊)も

今が、盛りです、「エキノプシス」に似た姿ですが、別の植物です。

小花が、集合して球状の花序をつくり、棘棘の苞が、取り囲みます、花花序は、小さく径は、約2CM

草丈は、60CM~1M にもなります。

セリ科、ヒゴタイサイコ(エリンジウム)属、耐寒性多年草、ヨーロッパ原産

学名 Eryngium planum、別名「マツカサアザミ」(松笠薊)

 最後に、色鮮やかな「ドイツアザミ」です、日本の「ノアザミ」の園芸種とのことで、日本で作出されたようです。

鋭い棘が、象徴する「ノアザミ」(野薊)の面影が有りますが、花色は、一段と濃い色になっています。

キク科、アザミ属、常緑多年草、学名 Cirsium japonicum cv.、英名 Japanese Thistle

別名「ハナアザミ」(花薊)

亀吉

<各画像は、クリックで拡大表示します>


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