花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

今、キク科の花(2)

2020-06-21 | 植物 花

キク科の花(2)として、「リアトリス」、「アゲラタム」、「ストケシア」を挙げてみました。

皆キク科の花ですが、「菊/スプレーマム」等とは一味違った風情をご覧下さい。

<「リアトリス」>

直立した茎の上部に花序を出して、「アザミ」に似た花の頭状花を咲かせます。

花は、筒状花のみで、「菊」の花の様な舌状花は無く、花冠が5裂して星形になります。

先端が、2裂した雌蘂が突出して目立ちます、花序の穂の上から下に咲き進みます。

品種として、穂咲き種と玉咲き種の二種類が、有ります。

穂状の花序に小さな花を密生して咲かせるスピカタ種の「リアトリス・スピカタ」が多く栽育されていますが

他にスカリオサ種の Liatris scariosa が、人気が有るようです、他に、園芸種、交配種が、多く有ります。

花色も赤、紫、白色とが有り、細い葉が互生します。

別名に「ユリアザミ」(百合薊)の名前が、着いていますが、花が、「薊」の花に似て、葉が、「百合」の葉に

似てる故の命名とか、日本には、大正時代に入ってきたと記されていました。

仲間で玉咲きの「リアトリス・リグリスティリス」Liatris ligulistylis)も有りますが

小さな花が固まって咲く頭状花で、花数が、疎らで見栄えは、劣ります。

キク科、ユリアザミ属、耐寒性多年草、北アメリカ原産、学名 Liatris spicata

英名 Dense Blazing Star、Prairi Gay Feather

別名「ユリアザミ」(百合薊)、「キリンギク」(麒麟菊)




 下図は、玉咲きの「リアトリス・リグリスティリス」L.ligulistylis

 

次は、「アゲアラタム」の花です。

<「アゲラタム」>

円錐花序に紫、青、白、紅色の花を咲かせます、「菊」に似てもいますが

長い糸状の花弁が、特徴の一つです。

「カッコウアザミ」の別名が付いていますが、名前の由来は、葉がシソ科の「カッコウ」別名「カワミドリ」に似ていて

花が、「薊」に似ているからとか、亦、「アゲラタム」(Ageratum) は、ギリシャ語の Ageratos に因るとのこと

意味は、”年をとらない”、”色褪せない” なので、開花期が長く綺麗な色を保つからでしょうか

キク科、カッコウアザミ属、非耐寒性多年草(一年草)、中南米原産、学名 Ageratum houstonianum

英名 Ageratum、Floss flower

 


 

 

尚、下図は、上に載せた「アゲラタム」に似た「ユーバトリウム・コエレスティナム」ですが

開花期が、少し遅い8月頃からですので、将来、再度載せてみます。

淡い紫色と淡い藤色が混合したような絶妙な色合いです。

英名は、Blue Mistflower ですから頷けます。

キク科、コノクリニウム属、耐寒性多年草、北アメリカ、メキシコ、西インド諸島原産

学名 Eupatorium coelestinum=Conoclinium 、英名 Blue Mistflower

別名「セイヨウフジバカマ」(西洋藤袴)、「コノクリニウム・コエレスティナム」、「宿根アゲラタム」

 

 

 

次は、「アゲアラタム」の花です。

<「アゲラタム」>

円錐花序に紫、青、白、紅色の花を咲かせます、「菊」に似てもいますが

長い糸状の花弁が、特徴の一つです。

「カッコウアザミ」の別名が付いていますが、名前の由来は、葉がシソ科の「カッコウ」別名「カワミドリ」に似ていて

花が、「薊」に似ているからとか、亦、「アゲラタム」(Ageratum) は、ギリシャ語の Ageratos に因るとのこと

意味は、”年をとらない”、”色褪せない” なので、開花期が長く綺麗な色を保つからでしょうか

キク科、カッコウアザミ属、非耐寒性多年草(一年草)、中南米原産、学名 Ageratum houstonianum

英名 Ageratum、Floss flower

 



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