ヴァポレットの停留所「カ・レッツォーニコ」から細い通りを少し行くと
ほどなく「サン・バルナバ広場」Campo San Barnavaに出ます。
この広場あたり、へえ~そうなんだ!という見どころがいっぱいあるんですよ。
↑の写真は広場を反対側から見たところ。
有名な「げんこつ橋」Ponte dei Pugni に私は立っています。
足元にある「足跡」には よく知られているお話があります。
『その昔、 Veneziaの市民たちは2つの地区に分かれていました。
カステラーニ組はカステッロやサン マルコ、ドルソドゥーロに住んでいる人たち、
一方のニコロッティー組はカンナレージョやサン ポーロ、サン クローチェに
住んでいる人たちで、橋の上で大勢の市民を巻き込み けんかになることも
よくありました。
そこで1705年、政府は争いを九月からクリスマスまでと制限し、
戦いの場所である橋や審判も決め、
フェンシングのような試合を行うことになりました。
試合当日、両チームとも 笛や太鼓を打ちならして現れ、
またたくまに入り乱れた乱闘が始まりました。
実際、試合のために雇われた大男たちも参戦、
橋の真ん中で何時間もその戦いが続き、
死者も出たそうです。
橋の上に見える「足跡のしるし」は試合開始の立ち位置を示すもの。』
と、私が買った「子供のためのVenezia発見」(イタリア語)
みたいな本に書いてありました。
「げんこつ橋」のたもとに、帆をかけた船が見えるでしようか?
色とりどりの野菜や果物を売るこの船は Veneziaの風景に溶け込んで
どこから見ても絵になる風景。
長くVenezia市民やツーリストから親しまれてきました。
お店は船の正面にも小さいのがあるのですが、
私たちが訪れて間もなく、閉店する、という話を知りました。
あの美しい風景が見られなくなるのは淋しいと思っていたところ
こちらのブログ記事でしばらく休業のあと、
また再オープンしたとのこと。
これは うれしいニュースでした。
さてサン・バルナバ広場に戻りましょう。
私たちは到着した日、美しい井戸も隠れてしまうほど、賑わっていた骨董市に
遭遇しました。
小さくてきれいなものを見つけるのがとても上手な友人がばら売りのガラスビーズを
みつけました。
もちろん、みんな彼女に続き、ビーズを購入。
その彼女と最近あった時、その時のビーズをペンダントにして身につけていました。
すごく似合っていて、とても1個1ユーロのビーズには見えません。
でも私のビーズはまだ小箱の中。
ペンダントになる日はいつの日かなあ。
さて広場に堂々と立つ↑のサン・バルナバ教会が
映画「インディージョーンズ 最後の聖戦」のロケで図書館として登場したのは
ご存じですか?
映画、といえば この広場で撮影されたのが かの有名な「旅情」です。
教会の左側 サン・バルナバ橋のたもとにある、現在はお土産店となっていますが
「赤いゴブレット」を売っていたレナートのお店として登場。
そのお店を撮影するために後ずさりしてキャサリン ヘップバーンが
運河に落ちてしまいましたよね。
↑そのシーンも含む作品をYou Tube で見つけました。
Venezia好きの人、必見ですよ。
あの時の季節がもうすぐ巡ってきますね。
なかなか更新できないでいるブログでごめんなさい。
映画で見つけた昔のVeneziaが今も変わらない姿であると嬉しくなりますね。
そしてまた訪れたくなるんですよね~。