さて次の日、朝ごはんをしっかり食べて元気が出た私たち。
今日も一日このウルビーノに滞在だから、ゆっくり街歩き(坂のぼり?)します。
これが連泊のいいところ
まずはホテルの真むかい
ドゥカーレ宮殿 Palazzo Ducale(国立マルケ美術館)
からスタート。
↑はその入り口になる中庭です。
残念ながら内部は撮影禁止。
各部屋にモンテフェルトロ公ゆかりの美術品が展示されています。
館内はカメラを向けられませんが、外を撮るのはいいのよね?
開いていた窓から見えたのはサンツィオ劇場。Teatro Sanzio↑
こちらでは生の舞台が観られます。
そうそう、ウルビーノは小さい街なのに映画館がいくつかあったと思います。
学生の街だからかしらね。
美術作品もですが、この宮殿の建物自体が素晴らしいのです!
何しろ公爵さまのお住まい。
寄木細工の書斎や夜会の間は見事。
細長い塔の一部はバスルームにもなっていたようです。
そして私を驚かせたのはここドゥカーレ宮殿の地下です。
華やかな宮殿のその下には、下水処理や染色、洗濯の場所、馬の調教場や
雪を利用した冷蔵設備の跡など、水周りの設備がまとまっているのです。
ウルビーノに行かれる方はこの地下設備をぜひご覧くださいね。
↑ 外から宮殿を見上げると、その高さがわかります。
地下で大勢の人がこの宮殿を支えていたのですね。
↑お城の横の道を降りて行くと大きなバスの発着所に出ました。
ここから城壁に沿って上りの坂です。(反対からだともちろん下り。)
小さなオラトリオ(祈祷堂)に続く坂道。
この辺りウルビーノらしい景色が次々と現れます。
次回に続く。
ウルビーノ、一日でも十分観てまわれる大きさですが、
ここはやはり連泊して、独特な町の雰囲気を味わいたいですね。
あぁ、ドゥカーレ宮ももう一度訪れたい!
あの知的空間をもう一度味わいたい!
泣く子もだまる?傭兵隊長、モンテフェルトロ公の美的センスには本当に脱帽します。
出発前に教えて頂いた地下も堪能しました~。が、一人ぼっちだったので少し怖かったです(>_<)
連泊の良さは、昨日できなかったことが今日できた、ということがあるからかもしれません。
移動や荷物を気にしないで、おうちへ帰るようにホテルへ戻れるというのも、のんびり派の私に向いていると思います。
で、Ayumiさん、ドゥカーレ宮殿の地下で一人っきりだったんですね。
お~、それなら私もちょっとどころかすごく怖いと思いますよ。
私たちが訪れたときは、学生たちの遠足や、観光客で適当に人がいたから、なんとも思わなかったけれど、天井も高くどんどん奥へ一人で進んで行くのは一種の肝試し状態。
わかります、わかります。
迫力ありますものね。