4月の東京の旅、二日目は御茶ノ水の「山の上ホテル」でした。
ウィリアム ヴォーリズ氏設計のアール・デコ様式の建築、
何人かの友人のオススメのホテルでもあり、
旅行サイトのプランに夕食は「天ぷら 山の上」というのを見つけ予約。
ワクワクの宿泊でした。
その山の上ホテルが老朽化のため休館するとネットで知ったのが10月。
その時、すぐ思ったのは
このホテルを定宿にしている作家の伊集院静さんのことでした。
実はチェックインの順番を待っている時お見かけしたのです。
川端康成、三島由紀夫、池波正太郎、。。。
昔も今も多くの文人たちに愛されている山の上ホテルだから
どなたかにお会いできるのでは?と思っていたら
伊集院静さんがそこにいらしたのです。
スタッフさんとの会話がとても自然に耳に入ってきました。
その日も執筆中のようでした。
内部も素敵!
フロント近くの階段です。↑
↑ ロビーにあるライティングデスク、
池波正太郎氏が座られていたそうで
スタッフの方に「どうぞ掛けてみてください」と勧められたけど
恐れ多くて眺めるだけにしました。
↑私たちの部屋
こじんまりしているけれど、清潔。
生の薔薇の花が嬉しかったです。
その日の伊集院静さんの後ろ姿が印象的でした。
皺一つない麻のシャツをキリッと着こなされていて
惚れ惚れするほどダンディー。
今年 4月にお見かけしたのに
伊集院静さんは ご病気で11月24日に亡くなられました。
とても残念です。