7月13日(木)万之瀬川のハマボウ群生地からの帰りに田の神様を訪ねました。
早期作水稲 金峰コシヒカリの生産地 以下の画像は7月13日に撮影
南さつま市金峰町の広大な水田に稲穂が色づき、南風にそよいでいました。
この辺りの田の神様を巡りました。鹿児島では「たのかんさあ」と呼ばれ、古くから親しまれています。
石像ですが私にとっては神様なので、近くの方などに場所を尋ねるときは、方言で「たのかんさあは、どけ、おいやんどかい」と聞いています。
直訳すると、「田の神様は、どこに、いらっしゃいますか」です。
農道に沿った水路横の一段高い場所
あらかじめグーグルマップのストリートビューで場所を確認していたのですぐにわかりました。
最初は宮崎の田の神様
農道沿いの水路横の一段高い場所に田の神様が祭られています。祭事用の新しい竹筒が立ち、カップ酒が供えられ茶碗にはご飯が入っていたようです。
茶碗にかぶせるような薄いフィルが近くに落ちていて、猫の仕業か茶碗がひっくり返っていました。
広い田圃を見守る後ろ姿
ここから広い水田を見守っておられます。農地整理や休耕の拡大に伴い多くの田の神様が失われ、あるいは忘れ去られたことでしょうが、今も大切にされている地域の方々の優しい心遣いが感じられました。
2か所目は池辺稲葉の田の神様
グーグルマップから広い範囲の位置図を簡単にコピーした紙を持参して探しましたが、空からの現地画像を見ると場所がすぐわかります。
単に道順に沿って探そうとして少し戸惑いました。台座石にハスの花模様が刻まれていました。
背中に大きな藁ツト
ツトは、藁や葦、竹の皮などを編み束ねてつくった容器で、中に食糧、魚や果実などの食品を包み入れて持ち運んでいたそうです。
3か所目は塩屋堀の田の神様
こちらは表情が良く残っています。台座石には水流のような模様が刻まれていました。
東側に金峰山が見える
梅雨明けを予感させるような青空
この辺りはまだ稲穂が色づき始め程度。青空に白い雲で爽やかな感じですが、日差しが強く風がなければ大変な暑さです。
予想外だった 竹原の田の神様
この辺りは広い畑に接する集落内で、グーグルマップにも表示のない田の神様で驚きました。
全体的に少し異質
市役所の案内標柱が立っていましたが、顔は風化しており少し異質な田の神様のようでした。
最後は京田の田の神様
京田海岸への案内表示が立っていたのでこの辺りと考え、少し先に車を止めました。
すぐ近くだった
ここも周囲は畑で水田は目に付かない場所です。かつては水田があったのか、耕地整理などでこの地に移転したのでしょうか。
後ろ側も風化が進んでいる
どちらも田の神様のような感じです。おそらく散逸しないようここに集められたのではないでしょうか。
イノシシ被害対策でしょうか
ここから吹上浜海岸までは1.8kmほどありますが、海岸までは松林と自然林が続くためイノシシが繁殖しているのでしょうか。
電気柵が設置され、被害が深刻なようで気の毒です。私の唐芋(サツマイモ)もアナグマ被害が懸念されますが、今のところ影響は出ていません。
グーグルマップに助けられ、短時間のうちに美しい田園風景と田の神様を巡ることができて幸いでした。
朝方から汗を流したついでに、帰宅後すぐ庭先のノウゼンカズラや庭木の剪定をしました。
片付いてほっとしたものの、気付くと声がかすれていました。勢いに任せた無理は避けた方が良かったようです。皆様も暑さにはご用心ください。
早期作水稲 金峰コシヒカリの生産地 以下の画像は7月13日に撮影
南さつま市金峰町の広大な水田に稲穂が色づき、南風にそよいでいました。
この辺りの田の神様を巡りました。鹿児島では「たのかんさあ」と呼ばれ、古くから親しまれています。
石像ですが私にとっては神様なので、近くの方などに場所を尋ねるときは、方言で「たのかんさあは、どけ、おいやんどかい」と聞いています。
直訳すると、「田の神様は、どこに、いらっしゃいますか」です。
農道に沿った水路横の一段高い場所
あらかじめグーグルマップのストリートビューで場所を確認していたのですぐにわかりました。
最初は宮崎の田の神様
農道沿いの水路横の一段高い場所に田の神様が祭られています。祭事用の新しい竹筒が立ち、カップ酒が供えられ茶碗にはご飯が入っていたようです。
茶碗にかぶせるような薄いフィルが近くに落ちていて、猫の仕業か茶碗がひっくり返っていました。
広い田圃を見守る後ろ姿
ここから広い水田を見守っておられます。農地整理や休耕の拡大に伴い多くの田の神様が失われ、あるいは忘れ去られたことでしょうが、今も大切にされている地域の方々の優しい心遣いが感じられました。
2か所目は池辺稲葉の田の神様
グーグルマップから広い範囲の位置図を簡単にコピーした紙を持参して探しましたが、空からの現地画像を見ると場所がすぐわかります。
単に道順に沿って探そうとして少し戸惑いました。台座石にハスの花模様が刻まれていました。
背中に大きな藁ツト
ツトは、藁や葦、竹の皮などを編み束ねてつくった容器で、中に食糧、魚や果実などの食品を包み入れて持ち運んでいたそうです。
3か所目は塩屋堀の田の神様
こちらは表情が良く残っています。台座石には水流のような模様が刻まれていました。
東側に金峰山が見える
梅雨明けを予感させるような青空
この辺りはまだ稲穂が色づき始め程度。青空に白い雲で爽やかな感じですが、日差しが強く風がなければ大変な暑さです。
予想外だった 竹原の田の神様
この辺りは広い畑に接する集落内で、グーグルマップにも表示のない田の神様で驚きました。
全体的に少し異質
市役所の案内標柱が立っていましたが、顔は風化しており少し異質な田の神様のようでした。
最後は京田の田の神様
京田海岸への案内表示が立っていたのでこの辺りと考え、少し先に車を止めました。
すぐ近くだった
ここも周囲は畑で水田は目に付かない場所です。かつては水田があったのか、耕地整理などでこの地に移転したのでしょうか。
後ろ側も風化が進んでいる
どちらも田の神様のような感じです。おそらく散逸しないようここに集められたのではないでしょうか。
イノシシ被害対策でしょうか
ここから吹上浜海岸までは1.8kmほどありますが、海岸までは松林と自然林が続くためイノシシが繁殖しているのでしょうか。
電気柵が設置され、被害が深刻なようで気の毒です。私の唐芋(サツマイモ)もアナグマ被害が懸念されますが、今のところ影響は出ていません。
グーグルマップに助けられ、短時間のうちに美しい田園風景と田の神様を巡ることができて幸いでした。
朝方から汗を流したついでに、帰宅後すぐ庭先のノウゼンカズラや庭木の剪定をしました。
片付いてほっとしたものの、気付くと声がかすれていました。勢いに任せた無理は避けた方が良かったようです。皆様も暑さにはご用心ください。
14日には、いつも早い田植えをされている東馬場伸さんの稲刈りの様子が地元テレビで報道されていました。例年にない猛暑になりそうです。ご自愛ください。