米大統領選前の10月に、毎回October Surpriseなるものが飛び出すとされているが、ネット情報によるとついに出てきたようである。支持率ではトランプ大統領がバイデン氏に相当差を付けられているので、ここに来て最後の巻き返しを図ったものと思われる。ニュースによると、バイデン候補にとってはかなり手痛い情報で、致命的となる可能性もある。
まずは、大衆紙ニューヨーク・ポストが「バイデンの秘密のEメール」という見出しで14日に報じたウクライナ疑惑である。バイデン候補の次男のハンター・バイデン氏にあてたメール(2015年4月17日付)で、差出人はウクライナのエネルギー会社「ブリスマ」の顧問バディム・ポザルスキー氏。そのメールは、ハンタ-氏が、「ブリスマ」の幹部をワシントンへ招き、父親と面談させたことを裏付けている。
ハンター氏は、「ブリスマ」の役員に就任しており、2015年にバイデン副大統領(当時)がウクライナのキエフを公式訪問した際、10億ドル(約1100億円)の援助と引き換えに、「ブリスマ」をめぐる疑惑を捜査していた検察総長の罷免をウクライナの大統領らに要求したというもの。この疑惑は昔からあってバイデン氏は否定し続けていたが、ひょんなことでハンター氏が修理に出したパソコンがFBIに持ち込まれ、データが修復され明るみに出たものらしい。
もう一つのサプライズは、ニューヨーク・ポストが翌15日のスクープ記事で、中国エネルギーのコングロマリットであるCEFC CHINAとハンター氏が新会社を作って取り引きをしていたが、そこにバイデン候補が絡んでいたという。ハンター氏、は、CEFC元会長と合弁会社を設立し、そこでハンター氏は元会長を父親に“紹介するだけ”で、報酬10億円/年間をいたという。その後、元会長は、賄賂の罪で逮捕され、CEFCは倒産してしまい、うやむやになっているという。
さらに、民主党に好意的なフェイスブックとツイッターが政治的な宣伝になるとして、バイデン批判関連の報道を事実上禁止するようなことまで起こっている。以上のようなスキャンダルの証拠となるようなメールが出てきたので、トランプ大統領は、バイデン氏は嘘をついて家族ぐるみの蓄財を隠していたと非難し、大統領選は泥試合の様相を呈してきた感がある。
及川幸久BREAKING NEWS~ウクライナ疑惑のEメールが明らかに: