オミクロン株の拡散拡大で日本全国の感染者数、重症者数、死亡者数がとんでもない数値になってきているが、特に、大阪維新が府知事、市長を占める大阪での感染拡大がひどく、現場では医療崩壊を起こすほどのひどい状態になっているようである。ハーシス(新型コロナウィルス感染者等情報把握・管理システム)の運用でも大阪では、保健所を常に介在させ、それもファックスでの報告というアナログ方式のため、報告遅れが多発し、適切なる医療体制が取れてないというから驚きである。テレビCMではないが、このデジタルの令和時代に、昭和のアナログかよと言いたいところである。
コロナ対策にあたって厚労省の医系技官達が自分達の天下り先でもある保健所を前面に出し、キャパが小さい保健所中心の対策に終始し、PCR検査の拡大にも消極的で世間の批判を浴びていたが、いまだにその体制が変わっていないことがよくわかる。維新の人達は、厚労省の主張を代弁しているだけのようで、しくじり先生状態にあるようである。世界中ではPCR検査をふんだんに実施しているのに、日本だけは、保健所中心主義の弊害で圧倒的に検査数が少なく(OECD37ヵ国で最下位)、検査無しでの「みなし陽性」なんていうウルトラCまで繰り出す始末である。維新が引っ張る大阪府民も可哀そうだが、自分達で選んだのだから仕方ないところともいえる。
岸田体制になっても、厚労省や医系技官の専門家が交代していないので、まったく旧態依然とした対策しか取れていない。ワクチンの3回目接種が遅れているのも厚労省の連中の失策という情報もある。モデルナは副反応が強いなんていうデマを垂れ流したマスコミの責任も重大である。東京五輪の頃は、新規感染者数が6000人とかでビックリしていたが、オミクロン株全盛の今は、1万5000人とかが普通の数字でビックリしなくなっているのは恐ろしい話である。検査数が少ないので、陽性率も異常に高く、医療体制も心配されるが、経済を回すため、水際対策は緩和するようである。個人的には、3回目の接種はとっくに終わっているが、身近にも感染者が出てきているので、相当警戒をしていく必要がありそうである。
AERAdot.の記事(2/13): https://news.yahoo.co.jp/articles/bd5c0d7ab697efc3ac211afd245dd1acfc5ad68c
一月万冊の考察(2/16): https://youtu.be/Ns7yupbFU5Y
一月万冊の追加の考察(2/19): https://youtu.be/TTfRqx-Nz48