10月1日、イスラエル軍がレバノンにいるイスラム教シーアは組織ヒズボラ掃討のため、限定的な地上侵攻が開始され、戦争状態に入りつつあるが、今度は、ヒズボラを支援しているイランの革命防衛隊がイスラエルに180発超の弾道ミサイルを発射したという物騒なニュースが流れた。声明によると、攻撃はイスラム主義組織ハマスの最高指導者イスマイル・ハニーヤ氏の殺害(7/31 テヘラン)、ヒズボラの最高指導者のハッサン・ナスララ師の殺害(9/27)、革命防衛隊のアッバス・ニルフルシャン准将の殺害やヒズボラを標的とした地上侵攻などに対する報復とみられ、エルサレムやテルアビブなどの都市も攻撃され、空襲警報が鳴り響き、住民がシェルター等に避難しているという。歴史を見ても、戦争の拡大は、報復の繰り返しで、イスラエル側も、イラン側も歴史から何も学んでいない。ロシアの殺人鬼プーチンもそうだが、愚かな人間が今でも生きていることは残念なことである。ユダヤ人国家イスラエルのネタニヤフ首相とて同類であり、イスラエルという国家自体も相変わらず火種の問題国家であることは残念である。
イスラエルの首都エルサレムは、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の聖地であり、観光地としても大変魅力ある街である。エルサレムを訪れたのは、今から10年前の2014年のことで、イエスが十字架を背負って歩いた「悲しみの道(ヴィア・ドロローサ)」やゴルゴタの丘に立つイエスが処刑された聖墳墓教会(イエスのお墓もある)などイエス・キリストにまつわる史跡やユダヤ教徒の心のふるさとである「嘆きの壁」など見どころ満載の観光地でもあるので、残念な話である。エルサレムからバスに乗ってイエスが生まれたベツレヘムの生誕教会(今はパレスチナ領土)にも足を運ぶことができた。エルサレムの街も空爆を受けたようなので、今や観光どころではないと思われる。世界中に、キリスト教の聖堂や教会等の建物や彫刻や絵画が点在していて、キリスト教文化に触れる機会も多いが、エルサレムに行かずしてキリスト教を語ることなかれと思うほどキリスト教の原点である。今は無理かもしれないが、エルサレムは絶対に訪れるべき街の一つである。
画像は、 「嘆きの壁」
読売新聞オンライン(10/2):https://www.yomiuri.co.jp/world/20241002-OYT1T50029/
イスラエル旅行アルバム(2014年):https://www.youtube.com/watch?v=Q6duzhNfP3w
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます