ネットメディアのデモクラシータイムスは、7月23日にジャーナリストの西谷文和さんをゲストに迎えて、大阪・関西万博の深刻な問題点をわかりやすく解説してくれている。会場となる夢洲がどういうところか、写真や動画を交えて詳しく説明してくれているが、ゴミだらけの埋立地であり、地盤も悪く建物を建てるにしても大変なところで、アクセスも大問題で、汚染物や汚染水が大量に出るようなとんでもない土地であることがよくわかった。
そんな会場だから、特殊な工法が必要でパビリオンの建設もコストがかさみ、原材料高騰や人員不足もあり、建設計画がまとまらず、それがいまだに建築申請ゼロという要因であろう。2025年4月開幕ということを考えれば、ほぼ間に合わないことは確実のようである。残るは、延期か中止しかないと思われるが、延期しても実施した場合は、とんでもないことになると思われる。パビリオンの建設遅延も大問題であるが、それよりこんな汚染に満ちた埋立地で万博をやっていいのか、観客をどう運ぶのか、土地は安全なのか等、根本的な問題が山積みである。このユーチューブを見ると万博の問題点がよくわかるので、国民もしっかり実態を知っておく必要がある。
西谷氏によると、こんな問題だらけの万博を夢洲に誘致したのは、そこでカジノをやりたいという当時の大阪維新の橋本・松井両氏が、万博誘致とカジノ誘致をパッケージにしたようで、それも当時の政権の安倍・菅両氏との密約で決まったようである。万博・カジノの誘致の大失態で、維新の衰退と大阪の沈没は必至であろう。両イベントの延期や中止論争は、まるで東京五輪の不祥事の再現フィルムを見るようである。マスメディアもここに来て問題を大きく取り上げはじめており、早晩大問題になると思うが、岸田政権も、マイナカード問題と万博問題の失策で崩壊の道まっしぐらの感がある。
デモクラシータイムス(7/23): https://youtu.be/R5R0CJw5PPk
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