8月7日、パリ五輪の女子やり投げ予選に北口榛花選手が登場し、ひとまず無事予選を通過した。陸上競技でのメダルの可能性は彼女くらいしかいないので、10日の決勝が楽しみである。テレビで陸上競技を見ていると現役時代の仕事がよみがえってくる。陸上競技には、走・投・跳・歩といろいろな種目があり、それぞれいろいろ競技規則が設けられている。専門用語もいろいろあり、英語での表現に苦労したものである。種目にしても、例えば、走幅跳はLong Jump、走高跳はHigh Jump、三段跳はTriple Jump 、棒高跳はPole Vault、3000m障害は 3000mSteeple Chase(SC)、砲丸投はShot Put 、円盤投はDiscus Throw、やり投はJavelin Throw等々。
また、テレビでは、初日に次いで、7日には混合競歩リレーという新種目のレースもライブで放送されていた。競歩には、二つの基本ルールがある。一つは、いずれかの足が常に地面から離れない(ロス・オブ・コンタクトにならない)ようにして歩くこと。二つ目は、前脚は、接地の瞬間から垂直の位置になるまで、まっすぐに伸びていなければならない(ベント・ニーにならない)ことである。競歩というと思い出すのが、昔テレビ番組にもあった「トリビア」である。陸上競技のトリビアとして、個人的に推しているのが、下記トリビアである。
(トリビア)
陸上競技の「競歩」という競技は、走ったら失格、歩いても失格。
ちなみに、「砲丸投」は、砲丸を投げたら失格。
(解説)
上で述べた二つのルールから、走るとロス・オブ・コンタクトに抵触し、普通に歩くと、膝が曲がってしまい、ベント・ニーに抵触するので、失格とみなされる。また、砲丸投は、ルールブックによれば、「砲丸はあごまたは首につけるか、あるいはまさに触れようとする状態に保持しなければならない。投射の動作中は、その手をこの状態より下におろしてはならない。また、砲丸を両肩を結ぶ線より後ろにもっていってもいけない。」とあり、野球のように腕を使って投げたら失格となる。ちなみに、砲丸投は、日本語では投の字を使っているが、throw したら失格なので、英語では、 Shot Throwではなく、Shot Put というわけである。
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