中国の成都で行われていた世界卓球団体戦が幕を閉じ、予想通り、男女とも中国が優勝を果たした。日本も大健闘で、女子が準優勝、男子が3位ということで、ともにメダルを獲得した。男子は、準決勝で中国と当たったが、張本智和選手が世界ランキング1位の選手に勝つ活躍で、2勝をあげたものの、団体としては惜しくも2対3で惜敗した。女子より、男子のほうが、中国との差が大きいと思っていたが、今回の試合を見ているとほぼ互角状態であったので、今後に期待がかかる。準優勝はドイツであったが、決勝で中国に惨敗していたので、実力は日本の方が上のような印象を持った。
女子は、準決勝までは、圧倒的な強さを見せていたが、決勝の中国戦を見るかぎり、中国の壁は厚いという印象を持った。女子は、世界ランキング1位~3位までの3選手が出ているので、やはり圧倒的な強さを見せていた。伊東美誠選手は、世界ランキング6位で、中国選手に何回も勝っているが、一歩及ばずという印象であった。昔に比べたら実力の差は間違いなく縮まっているが、まだまだ中国の壁は厚いと実感した。
世界のスポーツ競技人口の第1位はバレーボールで約5億人、第2位は、バスケットボ-ルで約4億5000万人、第3位が卓球で推定約3億人という。卓球の3億人の内、日本では、120万人程度と思われるが、中国は約8300万人と卓球人口の3分の1近くを占めており、いかに卓球を楽しむ中国人が多いかということがよくわかる。ドイツも卓球人気が高く、各小学校の校庭に卓球台がおいてあるほどである。クラブ組織がしっかりしているのも強みである。競技人口の裾野頂点に立つトップ選手は数が多ければ、レベルも高いということになる。中国のトップ選手の多くが、海外でプロとしてプレイしたり、帰化したりしているのもよくわかる。今回、女子ドイツの代表も帰化した中国人が二人入っていた。ちなみに、卓球の後、第4位はクリケット、第5位はサッカーのようである。
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