浪漫飛行への誘(いざな)い

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テレビ朝日の開局記念ドラマは見応えがある

2020年12月06日 08時50分47秒 | TV番組

12月5-6日でテレビ朝日開局60周年記念ドラマスペシャルとして、「逃亡者」が放映されている。2夜連続で、渡辺謙の迫力ある名演技とどうなるかわからない逃亡劇の展開にテレビの前に釘づけになってしまった。あの有名な「大脱走」映画シーンを思い出してしまったが、逃亡追跡にドローンが登場するあたりは今どきのドラマである。テレビ朝日の開局○○周年記念ドラマは過去にもいろいろな見応えのあるスペシャルドラマを生み出してきているが、個人的に一番印象的なのは、開局30周年記念として制作された「ドナウの旅人」である。

「ドナウの旅人」は芥川賞作家の宮本輝氏の原作をドラマ化したもので、ドナウの旅はフランクフルトから始まるが、1989年当時、フランクフルトに駐在していたので、深い縁があった。宮本輝氏を案内したことがある知り合いを通じ、現地で、文化講演会を催したこともあった。小説の特徴の一つは、街の通り名やレストランが皆実名で出てくるが、小説に出てくるフランクフルトのダ・クラウディオというイタリアンレストランで宮本氏といっしょに会食する機会もあった。そんな縁で30周年記念ドラマの時も来独し、小説のテレビドラマ化について話をしたこともあったので、強い関心を持っていた。今回の、「逃亡者」も迫力ある撮影で大型ドラマになっている。第2夜の結末も楽しみである。
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