浪漫飛行への誘(いざな)い

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大晦日は紅白の思い出が甦る日

2020年12月31日 20時35分43秒 | TV番組

今年もまた、紅白歌合戦の日が来たが、今年はコロナ禍で無観客となり、様相が一変した。テレビで見ている限りは、生で観覧しているわけではないので、いつもと変わらないと思いきや受け取る印象というか迫力がまるで違う。生での観覧の経験があるので、いっそうそう感じるのかも知れない。生で見たことがない人がほとんどだと思うが、生観覧とテレビでは雲泥の差がある。71回目ということだが、正直言って、出場歌手の半分位は知らない人ばかりなので、あまり面白くない。紅白より、テレビ東京の「年忘れにっぽんの歌」の方が、知っている曲ばかりなので、はるかに見て楽しむことができる。紅白は歌手によって見たり見なかったりだが、多くは、「年忘れにっぽんの歌」の方を見ていた。

しかし、紅白には懐かしい思い出がいっぱいあるので、大晦日は思い出に浸る日となっている。今から20年前の第50回の節目で、ニューミレニアムを迎えるタイミングでの紅白を生で観覧する機会を得たからである。倍率は、208倍であったから、奇跡的ともいえる。昨年は、約1000倍であったというから宝くじレベルである。しかも、座席は、1階席の前から12列目のほぼ中央という、これまた奇跡的に素晴らしい席で、一生分の運を使い果たした感があった。あまりに前方だったので、テレビにも何回か姿が映ることになった。また、当時は、紅白のどちらが勝ったかを数えるため、司会者が会場にボールを投げていたが、その内2個を片手でキャッチした。ゲットした2個のボールには事後、NHKに勤めている大学の同級生に頼み、司会の久保純子(当時NHKアナウンサー)さんの自筆の記念サインをもらい、今でも大事に保管している。

 第50回という節目の紅白であったが、ニューミレニアムを迎えるということで、紅白の中継が終わっても、出演者が全員ステージに残り、会場の全員で、カウントダウンを行った。それにしても、生の紅白を見て、画期的なカウントダウンの場面に居合わすことができたのは忘れられない思い出となった。紅白観覧後は、明治神宮に初詣し、そのまま、品川経由我が家に戻り、その足で羽田空港に向かった。品川では、ニューミレニアムにちなんだ2000番の切符を偶然手に入れることができたのも奇跡的であった。羽田からは、千歳行のニューミレニアムの初便に搭乗し、朝6時44分に富士山頂よりも早く、日本で最も早くニューミレニアムの初日の出を拝むこともできた。このような貴重な体験をしてから、早いもので、もう21年が経つ。コロナが収束すれば、生観覧も再開されると思うが、もう一度見たいほど魅力ある生公演であることは間違いない。

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除夜の鐘と108の煩悩

2020年12月31日 11時14分51秒 | 宗教

煩悩とは、ウィキペディアによると仏教の教義の一つで、身心を乱し悩ませ、智慧を妨げる心の働き(汚れ)を言うとある。煩悩は心や体を煩わせ、悩ますもので、108種類あるとされるが、最も基本的かつとりわけ強力な煩悩は「三毒」と呼ばれる。「三毒」とは、①貪欲 ②瞋恚 ③愚痴 のことで、略して「貪瞋痴」とも言われる。わかりやすくいえば、「欲」「怒り」「愚痴」の三つで、形容詞で表すと、「欲」は「汚い心」、「怒り」は「恐ろしい心」、「愚痴」は「醜い心」といえる。

「貪欲」とは、欲の心で、なければないで欲しい、あればあったでもっと欲しいとキリがなく欲しがる心で、それを得るためには人はどうなってもいい、自分さえよければいい、自分さえ認められればそれでいいという汚い心である。欲の色は青に例えられるが、海は深いほど青みを増すことから、欲の深さを表している。特に強い欲を五欲といい、食欲、財欲、色欲、名誉欲、睡眠欲をさす。

「瞋恚」とは、怒りの心で、欲が妨げられた時に起きる。憎しみ、嫌うこと、怒ることで、思い通りにならないと腹を立てるという「恐ろしい心」である。怒りの色は、赤色に例えられるが、顔を真っ赤にして怒る、怒りの炎から来ている。

「愚痴」とは、真理を知らない愚かさからくる恨み、妬み、嫉み、憎しみという「醜い心」である。愚痴は黒色に例えられるは、汚い、醜い心からきている。また、「貪瞋痴」の3つの煩悩に、「慢」「疑」「悪見」を加え、六大煩悩の呼ばれることもある。「慢」は、慢心、傲慢な心、「疑」はよく考えもせず真理を疑う心、「悪見」は間違った見解を持つことである。

人間の煩悩は108個あるとされるが、なぜ108かということには諸説があるようである。四苦八苦の4x9 + 8x9 = 108という説が面白い。この煩悩を取り除くために、108回の鐘を突くと言われているが、今年は、近所のお寺でも、コロナ禍のため、除夜の鐘は僧侶だけで行うところばかりで、寂しい気がする。人間から煩悩は取り除くことは元々できないというのが仏陀の教えであり、我々は、「煩悩具足の凡夫(煩悩の塊の人間)」であるからこそ阿弥陀仏が絶対の幸福に救ってくれるのだと信じたい。

煩悩について、わかりやすく5分で解説してくれているアニメがあるので、是非、覗いてみて下さい。

5分でわかる煩悩(アニメ): https://youtu.be/SdFeCVtuIGQ





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