17日は40数回目の結婚記念日に合わせ、Go Toトラベルを利用して、都内のホテルに宿泊する計画であったが、菅首相独断による突然のGo Toのいっせい中止の発表により計画中止が余儀なくされた。当初、銀座のドイツレストランで記念日ディナーを行い、本籍地となっている中央区新富町に建てられた新しいホテルに宿泊し、翌朝は、テレビでも取り上げられた築地本願寺のカフェで特別朝食を食べる計画を立てていた。
ホテル代は、もともとコロナ禍で宿泊客が減っていたためか、1泊1部屋6000円であったが、Go Toの35%割引とクーポン利用で、二人で2900円という格安料金となったので、飛びついたものであった。自分達もそうだが、キャンセルが続出しているであろう旅行業界、ホテル業界、飲食業界の混乱ぶりが手に取るようにわかる。突然の発表をした関係者達は痛くもかゆくもなさそうで、この国はどこかおかしくなっている。
父の実家がかって新富町にあり、自分の本籍地界隈が今どうなっているのかにも興味があったので、いい機会だと思い、1か月以上も前からホテルを予約していたものだが、Go Toトラブルに巻き込まれた形となった。65歳以上自粛だけなら強行する予定であったが、都内先行、全国中止の発表を聞いて、やむなく宿泊はキャンセルし、ドイツレストランでのディナーだけを行うことにした。
Go Toの突然の中止発表の日に、首相自身は、8人での忘年会の会食をやっていたというニュースが流れており、呆れるばかりである。危機意識が薄いというか、国民には、駄目と言っておいて、自分達は、平気で5人以上の忘年会をやるとは、信じられないほど無能なリーダーであると痛感する。国会も早々閉会するし、コロナ対策は無策だし、やっても後手後手だし、逃げるばかりで記者会見もやらないし、官僚の書いたペーパーを読み上げるだけのリーダーシップのない人をトップに選んでしまった日本は悲劇である。自分の言葉で力強くコロナ対策を語るドイツのメルケル首相と比べると、月とスッポンである。内閣支持率が下がるのも当然だが、このままだと日本が駄目になってしまうので、早く国民は怒りをぶつけ立ち上がる必要がありそうである。