hisakunnのブログ

日米の民主主義崩壊

犯罪の刑罰

2010-09-13 08:19:48 | 日記
 時代によっても、国によっても、刑罰については相当の違いがあります。 宗教的な考え方や歴史の流れによって変遷してきた法律や法解釈ですから違いがあって当然でしょう。
 問題は、何が適正であるかと言う判断と実効力です。
 現在の日本の裁判は、過去の判例を根拠に決定するケースが大半です。しかも、判決を見るに、その犯罪に対する刑罰では、どちらかと言うと軽い判決に偏る傾向が強いのです。
 犯罪の種類や状況から、下される刑罰には勿論、幅があるでしょう。 それは当然の事ですが、最近の判決には強く現れている風潮があります。 それは、人間の弱さに起因する自己妥協です。
 ずっと以前、指摘されてきた未必の故意という判断が、ほとんどな為されなくなったのが如実に物語っています。 最近の過失致死とか反故責任者遺棄致死という表現で、消極的な故意を否定する傾向は、結果的に刑罰を軽くしてしまうものです。
 裁判は、どんな時代も適正かつ平等な判断に依るべきです。 過剰に私的な観念を入れてもいけませんし、現在の日本のように、余りにも犯罪に対して偏った判決の傾向は、世相を悪化させてしまいます。
 政治や社会的責任の重い者の犯罪。 薬物に関する犯罪。 メディア、芸能界の犯罪。こういったものが特に目に付く、軽く扱われ過ぎている犯罪と言えるでしょう。 

菅支持者達の空論

2010-09-13 07:48:14 | 日記
 菅支持者達が言うクリーンとか総理が変わる事への危惧と言うのは、全て似非思想なのです。自分に思想、信念が無く人の意見や世論に流されて政治を行おうとするのは、かつての自民政治と同じです。
 素人、玄人と区別する訳ではありませんが、大衆並みの知識、認識で議員は務めて欲しくないのです。 政治は現実です。 夢や理想で社会は変わりません。
 一番大きかったメディアの誘導放映ですが、これも選択の内でしょう。 ただ言える事は、すべて自己責任です。 再び、政府が悪いの、政治が悪いのとグチや鬱憤の気晴らしに逃げ込んで欲しくありません。
 普天間も議会も予算も流れは大きく変わらないと言う覚悟が出来ていなければ菅さんを選択してはいけないのです。 小沢さんが最善とは言いません。 
 財界や特権階級に縋り、大衆に迎合するだけの菅さんでは、政治も社会も変わらないのです。

戦争とテロは違うというアメリカの屁理屈

2010-09-12 21:27:25 | 日記
 ヤクザが暴力団とは違うと言っているようなものです。 自らの言動を正当化する為の方便で、アメリカの愚かさを曝け出しているに過ぎません。
 日本でも、巧みな言い回しで反社会的な行動を正当化している特権層は沢山います。 メディア界や芸能界には極めて多い現状です。 こういった輩に対して、国民には正しい態度で臨めるような、理性も認識もありません。
世界で、テロと戦争の何処が違うのかというような声が上がらないのと同じです。 アメリカがテロに対して戦いを挑んでいると言うが、アメリカがテロを敵視して戦いを続けて来たから、テロ事件が少なくなったのか、逆に憎しみを加って事件が増えたかは、どちらとも言えません。
 景気対策と同じで、政府の政策が適切だったかどうかは、過去に戻って違った政策で試す訳にはいかないから、どちらとも言えてしまうのです。
 戦争を正当化する側から言えば、自分達が戦ったから、良い今があるんだと言う言い分です。しかし、戦争として戦わなかったら、今よりも悪い状態に陥っていたとも言えません。
 憎しみを増幅させるだけのアメリカのテロ対策では、テロは無くなりません。 どう考えても、自分達の悪業の正当化でしかないのです。

大相撲と民主党

2010-09-12 18:08:15 | 日記
 皆さんには、しっかりと見ておいて欲しい。 
 民主党と言うより政界と言った表現が正しいかも知れませんが、代表選で菅さんに決まるようなら、大相撲の図式と全く同じです。
 変わるの、一から出直すと言いながら、流れは全く変わらず、見掛けを良くして衣替え。NHKも何の事はなく、放映を再開して、相変わらず公益法人。 
 この腐り切った、仕組、機構は変われそうにありません。 と言う事は世界で凋落の流れは変わらず、国の品位、風格も堕ちたままの状況が続くのです。
 私達のような、直接、政治に関りを持たない人間は、純粋に日本の将来を憂えるのですが、大抵は自分の思想や概念さえ、メディアや世論の受け売りで、確たる信念、理念を持ち得ず、思想を語る時に、周囲を見回すような傾向の政治家が多過ぎます。
 確固たる信念があれば、支持者を信念の基に説得するのです。 そういう努力を怠って、逆に民意に迎合する国会議員の多さに呆れます。 結局、迎合していたほうが楽であるという、人間としての怠慢なのです。
 この怠慢傾向は、子育て放棄や幼児虐待にも現れている、日本の風潮です。 役所、企業にも充満しています。 人間としての怠慢です。 怠慢を正当化する手法に長けていて、自己暗示してしまう事に、慣れ切っているのが日本人です。

代表選挙後の民主党

2010-09-12 06:39:52 | 日記
 選挙後の民主党が、挙党一致で国会運営も野党と協力して国民の為の政治が成せるのかと言えば、政治はそんな単純なものではないのです。
 メディアの誘導で世論が振り回され、財界に都合の良い菅総理が続いたら、どうなるか?
改革の度合いが10分の1位で終わり、一部にお金が偏って流れる社会構造は変わりません。
 見えない人には解らないでしょうが、菅さんの政治は、自民と同じ目晦まし政治なのです。この流れに沿わない議員は、挙党一致に反する非国民のような風潮を作って、政治を誘導しようとする特権階級層の思惑にメディア、世論が載せられている現状です。
 大変恐ろしい時代ですが、これも日本人の特性でしょう。 煽られて大戦に臨み、煽られて富裕層に貢ぎ、煽られて一部の人間の想いのままに誘導される。
 自主、自立が出来ない、日本の姿はずっと昔から在る世相です。 国破れて山河ありの時代と変わっていないのです。 国民に愚かな選択をさせるような誘導と国会議員までその思惑に載せられている現状に、極僅かな人が警告を発していますが、とても流れは変わりそうにありません。
 折角、政権交代したのに、何の為の政権交代だったのか? 菅さんのままでは後悔する時期が来ます。 その時でさえ、日本人は小沢さんだったら、もっと酷くなっていたに違いないと説得されて納得してしまうのでしょう。
 政府の政策にもこの手法で、騙されて来たのに、また同じ手法で騙されるのです。
 小泉政治の郵政改革の是非も同じです。 検証も出来ずに、小泉さんだから出来たんだ。 出来た事を評価をしよう、で終わりです。中味はとうでも良いのです。
 日本国民は何をしようとしてるのか?  どうなりたいと思っているのか?
 私には全く解りません。

いよいよ、代表選

2010-09-11 20:09:40 | 日記
 どちらが総理になるのか? 今までは、どっちがなっても変わらないという印象の総理大臣。 今回は別の様です。 菅さんがなった場合は、民主党は割れた方が良いです。
 菅さんや蓮舫議員が、事業仕分けを掲げて見ても、特別会計や特殊法人の無駄の大半は、旧態依然で残ってしまいます。 世論に向けた、見せ掛けの改革で終わります。
 ひょっとして、蓮舫さんも財界の犬なんですか? どう見てもブルジョア思考が強そうですし、官僚や財界の手先で、裏でつるんでいるんでしょう。
 来年度の予算を見ていて下さいって言いながら、結果はちょっと手直ししただけの誤魔化し予算を組んで、過ぎてしまえば忘れてしまう日本人を丸め込んできたのは、自民党の手法ですよ。 菅さん、蓮舫さんは同じ穴の狢に見えて仕方ないんです。
 それをクリーンだ、小沢さんは汚いんだと言うのは、マヤカシに過ぎません。 馬鹿な世論は騙せても、日本人も賢くなっています。 民主党の議員がどっちを選ぶかで、大衆並みか、それ以下の烏合かどうかが判断される代表選です。
 こんな幼稚な判断を誤るような議員なら、小沢支持派は割れた方が良いのです。

恐怖の大衆迎合

2010-09-10 23:43:52 | 日記
 選挙では、世論や風潮は重要でしょう。 しかし、政治が迎合であるのは極めて危険なのです。 この度の代表選でも、メディアに誘導された世論は、クリーンとか総理を代える事に敏感になってしまって、消極的な意思で菅さんに靡いている状態です。
 ところが、経済や政治に関係した人や、関心も強く、それなりに知識のある人は、圧倒的に小沢さんを支持しています。 極端な人は、菅さんについて全く冷静に見ていて、改革や政策以前に、官僚や財界に何も言えない状態で政治家の資質の無さを嘆いています。
 外交面でも、とても建設的なな関係を構築出来るような能力は有りません。 何事にも、事なかれ主義の、旧態依然とした場当たり政治しか出来そうにありません。 小泉さんのようにメディアを盛り上げて、大衆を引き付けるなら未だしも、完全に大衆に迎合するばかりで、政治理念も信念も無い、貧弱な政治です。 この状況は民衆や世論には見えない部分です。 代表選の結果次第で、日本は大きく左右される事になるでしょう。

押尾学事件

2010-09-10 11:59:52 | 日記
 この事件に限らず、日本では犯罪に対しての判断が甘すぎると思いませんか?
 保護責任者遺棄致死と言うのは、厳しく言えば、放っておいたから死んでしまったというものですが、最近の虐待死と同じで、こんな事を続けていたら死に至るであろうと予測が出来る場合が多いのです。
 この犯罪は、行為者が此の儘の状態を続ければ、犯罪に至ると通常認識し得る状況で継続するという消極的な意思を伴ったものです。 積極的に犯罪を犯す意思は無くても、犯罪に至る事が容易に予測できる場合は、未必の故意という言い方で、結果的に結びついた犯罪を犯した者としての扱いを受けるのが当然とされてきました。
 ところが、最近はこういった犯罪に対して、未必の故意が適用されて、判決に至るケースはほとんどありません。 犯罪に対して、厳しい刑罰を下せない現代日本の傾向です。
 この傾向は、人間の心理として、当事者ではない他人の事としての立場で、法に携わる者が下す判断ですから、甘くなるのです。 この甘えは自分に返ってくるものです。
 少々窮地に追いやられたら、弱い子供が犠牲になる事があっても同情してしまう。
 容易に薬物に手を染めた押尾学にも、この状況下では、止むを得ない事情があるかもしれないと、考えてしまう。 
 こういった、事情への配慮や、同情が人間の善意の行為と受け止めてしまう人間の弱さです。 日本人は、自分にも他人にも、もっと、もっと厳しきあるべきです。
 田中さんの側から言えば、殺人だと言いたい心境でしょう。 人間として為すべき事を為していないという事実は明らかです。 遺棄致死、殺人どちらかは別としても。無罪なんてあり得ないことでしょう。 何の事情も無く、田中さんの死が当然あったとは思えません。

大手企業の現預金144兆円

2010-09-10 11:28:42 | 日記
 この円高、デフレ、不況下で大手企業が手元に抱え込んでいる現預金が、これだけあるという事は、企業利益として蓄え、設備投資や子会社へのと投資に回された資金等を含むと、500兆円を超える利益が上がっているという事になります。 この額がいつからの利益としてのものなのか不明ですが、雇用不安や賃金低下に悩む労働者層の感覚とは、かけ離れています。
 現在法人税減税が、叫ばれる中で、大手企業の巧みな利益隠しは酷くなるばかりです。
 政治がこういった大手企業と攣るんで、酷税と、搾取に手を貸し続けている現状に国民は、全く目を向けていません。 
 こんな中での日本振興銀行の経営破綻です。 ペイオフ対象の1000万円以上の預金総額は500億円弱で1360人ほどの預金者と聞きますが、ペイオフ対象外の預金や資金についても、詳細に発表すべきです。 
 金融庁関係者は、ペイオフの実験台として利用しようとしています。 中間決算時の貸し倒れ引当金が幾らであったのか? 他の破綻や破綻に近い状況にあった、東京都民銀行や元長銀の新生銀行などと扱いに差別はないのか?
 決算の内容を厳しく見た場合は、同程度以下の金融機関が他にも多数存在するのではないのか? 不審な点が一杯ですね!

日本振興銀行破綻とペイオフ

2010-09-10 08:43:39 | 日記
 木村氏の逮捕等で不安が拡大し、終に債務超過で破綻。 日本で初めてのペイオフ実施となりそうです。
 皆さん、一般の人達には解り辛いところでの措置ですので、逆に注意深く監視する必要があります。 金融庁はいつか何処かで、このペイオフの実験的な行為をしてみたいと思っていた事。 国民の預金がペイオフの可能性のある事の実感を国民に植え付けておきたかったという事。
 この度のペイオフで1000万円超の保証されない預金の額がどれ位あって、預金者の被害がどうなるのかを見極める必要があります。
 いずれ来る、日本経済と国家財政の破綻に備えた、ガス抜きの試行的な傾向の強い施策です。 本来、政治色の強いこの銀行が、簡単に債務超過になり、会社更生法が適用される事に疑問を持たないといけないのです。
 振興銀行の場合も、多額の貸し倒れ引き当て金が積み増されていますが、誰が、何処が守られ、誰が負担を強いられるのか、皆さんは、しっかり見抜いて下さい。