晴れ。最低気温-2.6℃、最高気温4.3℃。
道立図書館へ向かう途中にある〈 酪農学園大学の敷地〉
午後、北海道立図書館へ出かけてきました。
こちらの図書館からも、まど・みちおさんの詩集を借りてきました。
今の自分の心境にそっくりな詩がたくさんあり、読むほどに心惹かれます。
特に人間の悪口のような詩に自分をさておいて納得させられます。
今日もその中から一つを。
「なぜなのだろう」 まど・みちお
なせなのだろう
太陽だけでもありがたすぎるのに
月や星までも
なぜなのだろう
なおもそのうえに
朝焼けと夕焼け
虹とオーロラ
地上には花花までも
おお 宇宙に一つきりのこの小さな星を
どんなに飾っても飾っても
飾りきれないもののように
いとおしんでくださるのか!
と気づかせてさえもくださるのに
なぜなのだろう
ああ なになのだろう
このかけがえのない星をただもう
必死でゴミに変えいそぐことしかしない
人間というのは
本当に何をしに生まれてきたのでしょうね、私・・たち。
福島では原発汚染ゴミのフレコンバッグで美しい田園が埋め尽くされ、里山も汚染されたまま放置され、なにもかも台無しにされたままですし・・・。
このところ、まどさんの詩に目からうろこの事が多くて、もっと早くに「ぞうさん」以外の詩に触れておきたかったと思います。
今も読むたびに「そうそう」と新鮮な驚きが続いているところです。
今日はコメントをありがとうございました。
実はいつもろこさんのブログでスッキリさせて頂くことが多くて、重ね重ねお礼を申し上げます。
まどみちおさんの詩は大好きです。
本当に、悲しいほど憤ります。
人間の行状に。
この美しい宇宙をけがすもの。
人間。
国会の壁にこの詩を掲げておいてほしいです。
原発推進派の壁に。
戦争をしている国に。