合唱は、曲に合わせてひとつになる。
少人数のメンバーであっても、100人規模の団であっても、一つの曲によって、一つに溶け合って演奏
することが、目標です。
オーケストラ、各パート、ソリスト、指揮者が、息つぎから演奏者すべてが、一つになって演奏しなければ
いけません。
溶け合って初めて、素晴らしい演奏となります。
どこかが、水と油状態では、聴く側には、ばらばらに聞こえてしまいます。
「合唱の練習は、一人ではできません」と某指導者がよくおっしゃってました。
練習は、曲の音取りから始まってパートをそろえ、他パートに揃え、オーケストラ、ソリストに揃え、一つになっていく過程を踏んでいかなければなりません。
上手な合唱団は、すべての演奏者がまるで、一人だったかのように、聞こえます。
途上にある合唱団は、パートごとの力、パートの気持ちがばらばらで、一つの曲を聞いても、
ちぐはぐな感じがして、歌いこんでないとばれます。
合唱を初めてまもなくの頃、ヴォイストレーナーに「誰を目標にしている?」と聞かれ、一人も答えられませんでした。
パートの中で、目標とする歌い方、声、などを持つことが、本番への第一歩と言えるのではないかと
思います。