合唱を発表するという人がいます。
大人になって初めて、合唱を始めた時、一年後に定期演奏会を迎えました。
その時、合唱も演奏するというのだと、初めて知りました。
演奏というと器楽の演奏だけを言うものだと漠然と思っていました。
趣味で歌って、日々の成果を会場で歌うのが発表会。
お客様に、満足いただけることを願って、演奏会にベストを尽くして、心を込めて、演奏者が一つになって、お客様のために
演奏するのが、演奏会。
無料の場合。有料の場合。有料でも高額の場合もあります。
すべてお客様への満足度を測るバロメーターだと思っています。
無料の場合は、団としては、まだ未熟。
技術などが、発表会に近い。
1,000円未満。
心地よい感動をお客様に提供できるものの、まだまだ未熟。
5,000円まで。
演奏することは、アマチュアの域を超えている。
セミプロ、あるいは、特別なプロ。
それ以上は、まあ世界的なプロとか、活躍しているプロ中のプロと、なっていくだろう。
演奏者の力量を、入場料である程度、判断できる。
演奏会にいくお客様は、払った金額に応じて、演奏を判断するでしょう。
「無料にしてはよかった」
「1,500円なら納得できる」
「2,000円なら満足できました」
「3,000円だったのに、この程度?」
「5,000円ならこのくらいでなくちゃ」
あなたの出演する演奏会は、いくらですか?
自分ならこの演奏会にいくら出せるかを予想して、それなりの努力をしてください。
努力が、すぐ目に見える合唱の、魅力でもあり、怖さにもなります。
演奏会を行う合唱団に所属したら、たとえ無料の演奏会ばかりでも、有料になるのを目標に練習に励んでください。
大好きな合唱の演奏の喜びを、自分で味わい、お客様にも味わっていただくために。