立ち姿を意識しましょう。
仁王たちをしている男声、足を開いている女声をよく見かけます。
すっくと立って、背筋を伸ばし、両足はほほ、揃えてこぶし一つ分くらい空けると、
見ても歌が上手そうに見えます。
女声は少しだけ、上下に開くほうが、エレガントに見えます。
舞台への入場、退場も、背筋をぴんと伸ばし、優雅に入退場しましょう。
上手な合唱団は、入退場もきれいで、統一感があります。
立ち姿がきれいだと、素敵な演奏への期待も大きくなります。
入退場は、ぱらぱら。立ち姿もばらばら。であったら、演奏を聴く前から、多分下手だと
思ってしまいます。
演奏への自信の表れが姿にも出てくるのです。
背の高さがばらばら、服装がそれぞれであっても、移動の姿や歩行姿が揃っていると、ばらばら感は気にならなくなります。
揃っているというのは、合唱に限りません。
芝居でも、体操競技でも、各種の踊りでも、上手な団体は、見事に揃っているものです。
気の合っていない合唱団は、立ち姿、立ち位置さえもばらばら感が見え見えです。
長い演奏でもあっという間に終わったかのように感じるものです。
秀でて上手な人は、オーラを発しています。
群れのなかにいても、抜きんで見えるものです。