「属調」とうのがあります。
Wikipedia によると
属調(ぞくちょう、dominant key) - 元になる調の完全5度上の調(主音が完全5度高い)で、元になる調が長調ならば長調、短調ならば短調。調号は♯が一つ増えるか♭が一つ減る。V (5) 度調とも言う。下記の五度圏の図で、時計回りに隣の調である。
これは近親調のなかの一つなのだそうです。
こちらに表による解説があります。
↓
http://www.yulala.org/theory/near_key.htm
C minor の属調は、 G minor
ハ短調 ト短調
C minor の下属調は、F minor
ハ短調 へ短調
ということのようです。
円グラフで解説してくれているのは
こちら ↓
http://www.ncnmusic.com/gakuten14.htm#0105
近しい関係なので「近親調」とついているようです。
つまり、決定づける音を、どこかのパートが担っているわけです。
担っているパートは、その音をずらしてしまうと、曲のイメージがかわってしまったり、短調のように聞こえたりする
いわゆるキーになっているので、特に、不用意に出さないようにと、指導されることになります。
一つひとつの音符に掛っている、作曲者の意図。
それは曲の全体に影響するものです。
音取りの段階から、意識してみましょう。
図 S/ラフマニノフ 「晩祷」ALL NIGHT VIGIL Op.37 7番より