ふうせんのホームページ

合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

演奏記号+演奏家

2014-02-18 08:28:10 | 合唱

演奏は、喜怒哀楽をはっきり表すことを求められます。

 

演奏記号は、多岐にわたって、います。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%94%E5%A5%8F%E8%A8%98%E5%8F%B7

しかしながら、これでも実は、最小限度な指示なのです。

 

自ら歌唱する某作曲家が、「10人の歌手が歌うとき、10の色が出なければなりません」とのべておられました。

演奏は「演奏記号+演奏家」による生き物なのです。

同じ演奏家であっても演奏の都度、変わることがあたりまえになっているのです。

 

通常の日本語は、抑揚をあまり重視されていません。

喜怒哀楽を、なるべく出さない、話し方になりがちです。

親しい間柄、知己の間柄にあって、初めて迸る表情になるように思います。

赤の他人へは、無表情を装うことを、自然体にしているような気がします。

他人をじろじろ見る、指を指す、じっと見つめる。

 

そのような行為は、良くないことと、教えられました。

知人以外へは、無表情にいることを、普通のこととして身についているということになります。

 

本番を終え、画像や写真で、演奏中の表情を見て、驚くのは、しっかり喜怒哀楽を表現していたつもりだったのに、

無表情に近かったなんてことがありました。

 

カメラをむけられて、笑顔で待つ間に、顔が引きつってきたり、口元と、目元が、一致していない感覚になったことも

ありました。

 

無理やりの笑顔をしていると、撮影を待つ間に、ひくひくとなってくるのです。

発声練習に、顔の筋肉をほぐすのを取り入れられることがあります。

 

無表情での演奏では、声も無表情になってしまいます。

曲を伝えることができなくなります。

 

口をどう開けているか、口はどう動いているのかを、鏡で確認させる団は多いと思います。

 

表情について指摘をする団もあるでしょうが、沢山の記号をすべて、チェックして、演奏家に伝えるのでは、限度がありますし、

指揮者にそこまで、見てほしいというのは、甘え過ぎと思って、対応しましょう。

 

演奏者一人ひとりが、より良い演奏を目指しましょう。