ふうせんのホームページ

合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

暗譜の落とし穴

2014-02-06 12:18:47 | 合唱

合唱の練習後、ふと、合唱は車の運転に似ていると思いました。

車に乗って公道を走るには、様々な、ことが必要になります。

 

まず、車の運転法を知って上で、公道の様々な表示、標識、信号をみながら、横断歩道では、対向車の動き、歩行者の動き、他車の動きも瞬時に判断しなければなりません。

公道を走るのには、色々な情報を瞬時に判断して、車を走らせたり、止めたり、人を乗せたり、

信号を確認したり、標識を見たり、歩行者の動きに注意したり、街中では、店の様子も、視野に入ります。

関係あるか、ないのかも瞬時に判断しなければなりません。

救急車などがサイレンをならして近づいたら、道をあけなければなりません。

並行して走る車の動きも、見逃しては、危ないこともあります。

合唱も、様々な楽譜の上の情報と指揮者からの情報、そして、一緒に演奏する、すべての

人との、情報のやりとりを、瞬時に判断しなければなりません。

 

「歌う」という行為だけ、楽譜を見ている。指揮者を見ている。

それだけでは、成り立たないのです。

「暗譜して初めて(演奏の)スタート」なのです。

しかしながら、生き物の情報は、瞬時で変わります。

基礎の暗譜が不完全だったり、間違って覚えていたりということも、ありがちなのが、怖いところです。

 

「一人が間違って暗譜していた」

「うろ覚えだったので、歌っている人を参考にした」

ということは、ありがちな事です。

日本語の歌には、間違って暗譜するというのが起こりがちなのです。

歌詞がすぐ言えるので、音符をしっかり覚えようとせず、歌詞を覚える方に気をまわして、音符などの情報が、あやふやだったり、間違って記憶してしまったりということになりがちなのです。

「以前、歌ったことがある」という団員が時折います。

そういう人は、ある程度歌詞を覚えているので、記憶のままに歌うことになります。

それが、音符が間違って記憶してたり、無意識で編曲していることも、おこりうるのです。

時々は、楽譜を確認するとか、録音を確認するとか、聞き比べるとかが必要になるかもしれません。

落とし穴は、わかりにくいところに潜んでいます。

わかりにくいところだから、見過ごしことにもなるのでしょう。