練習録音を聴いていて、以前の録音のほうが良かったりすることがあります。
なぜなのか。考えてみました。
過去の練習では、楽譜をみながらでした。
最近の録音は、暗譜を試みていました。
暗譜が不十分だと、声も乗っていない。
他のパートを聴いていて、他パートが落ちたり、一部、間違ったりすると、余波を受ける。
一度で身に着くこと。何度か反復練習してようやく身につくこととがあります。
うろ覚えの状態だと、間違いがより多くなっていきます。
うろ覚えが多いと、あちらこちらで、ほころびが出ることになる。
全体的には、以前より下手になったという後退現象になります。
自分ひとりくらいという考えの人が一人でもいると、海水が、わずかな風を受けて波がたっていくように、合唱のあらぬ波が全体に及ぶことにもなりかねません。
ご自分の練習はご本人のためだけのものではありません。
団員、すべての人が、如何に、どれだけ一つになれるかに懸かっていることを認識しましょう。