育児放棄をしたとして、10歳の子どもが訴えたそうな。
育児放棄、介護放棄、保護義務違反、様々な放棄があって、「愛情がないのか」と、批判されることがある。
家族に対する、義務が、ある。
大人は、こどもを衣食住で養い、精神面で、力になることを求められる。
老いた親へは、こどもに義務が生じる。
家族は助け合っていくものと誰もが思う。
助け合うのは、愛情とも言われる。
愛情だけで、乗り越えられないことも起きるもの。
育児放棄は一方的に、保護義務者が非難される。
放棄されて、餓死したり、放棄されたための病死とか事故死とかになる場合もある。
もう一方で、「過保護」ということも問題になったことがあった。
一見すると、親の愛情たっぷりでいいようなものではあるが、屈折してしまった愛情は、汚点になる。
こどもの成長は、環境に左右される。
適度な刺激と、適度な栄養と、適度な環境が望ましい。
こどもも老人も、人の助けが必要なときは、必ずある。
そしてそれを担うのは、家族と、そして行政や地域だと、思っている。
地域や行政が手助け、後押し、支えになっているならば、ダメ親、ダメ介護者がいても悲劇は起こらない。
親を訴えるなんてこともなくなる。
親や子どもが放棄して、の悲劇も、起こらずにすむはず。
助け合おう。